破廉恥

奨学金を返還しないなんて、こればかりは許されません。
今日のブログは、今までで、一番重い。でも、あえて書かねばならぬ。日本育英会(現・日本学生支援機構)の奨学金制度で、返還できない滞納者を金融機関や信販会社のブラックリストへの登録が1万人を超えた。と朝日新聞が17日付、朝刊トップで報じた。
朝日は報じながらも「滞納者をブラックリストに登録すれば、それ以降の人生にハンディを背負わせる。厳しい生活に追い打ちをかけるのは酷。給付型の導入制度の抜本的な見直しが必要」との学者のコメントを寄せ、問題の結論を避けた。
借りた金は返さねばならないのです。それが、社会の常識です。返せなければ、それなりの制裁を受けるのです。それが、当たり前です。記事をよく読むと、就職難が原因で返せないとか。景気が悪く、親から代弁してもらえなくなったとか。社会が悪いので返せないと理由を。
そんな、甘言が通用する社会が問題だし、そんな論調でこの問題を記事にする新聞社の姿勢を恥じるのだが。今時、20歳代の若者に就職先がないなどいうことはない。学生時代を奨学金で謳歌した、その謳歌は享受し、その対価を払うのは、自分のやりたいこと、思いと合致した職が見つからない。だから、返せない。
そんなことが許されるはずがなかろう。
なぜ、借りたものを返さなくても良い。などとの甘い学生が増えたのか。
それは、学生ばかりのせいでもない。昨今の企業再生は倒産しても、再生の申請が通れば、借金を棒引きして、機構が援助。再生を可能にしている。そんな馬鹿なことはない。では、借金をチャラにされた、正常な取引先はどうなるのだ。
倒産企業や破産者を救済して、正直者がバカを見る社会なんて。狂っているとしかいいようがない。奨学金を返還できない若者を、またぞろ、朝日の優しい。いや、甘ったれた論理に振り回され、なんらかの救済処置が取られかとしたら。日本の未来は、本当にない。
借りたものは、如何なる条件であろうが。返すのです。返さない限り。その借金は一生ついて回るのです。それが、正常な社会です。その社会で生きられないのなら。人生を放棄しなさい。すべきです。
冗談ではありません。この世の中を支えている人達は、借りたものは、如何なる事情があろうとも、真面目に返済し、そして、歯を食い縛って生きているのです。なにを寝ぼけているのか。今すぐ、求人情報を手に取り。職を求めて、必死になりなさい。そうでなければ、歪んだ人生を送らねばなりません。
奨学金を滞納するなんて恥です。破廉恥です。この社会に生きる資格などありません。Goto

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