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「感謝報恩の循環に生きる」

「ありがとう」と言える後期高齢者でありたい。 大阪・関西万博の閉幕式。(ちょっと古い話題だが) 吉村洋文知事の挨拶に、私は胸を打たれた。 関わったすべての人々へ、惜しみない「ありがとう」を重ねて感謝の言葉を述べる姿に、素直に感動し...
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就業希望、専業主婦103万人

本気で働く環境を考えているのか 今月も今日まで、明日から師走に入る。年間でいちばん消費が拡大する時期。物流も流通も、ここぞとばかりに稼ぎどきである。中小零細の小売はクリスマス商戦で勝負をかけ、飲食店は忘年会・新年会に照準を合わせる。 ...
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リベラルアーツを磨く

折角の人生、主体的に生きたいものだ。 最近、若い仲間たち――経営者を目指す者、組織の中核を担おうとする者、より良く生きたいと願う者たちに強く伝えたいことがある。 人の上に立つ気概を持つなら、社会の中軸を担う覚悟があるなら、自ら考...
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酒なくてなんの己が命かな。

酒の嗜みと、ボジョレーをめぐる私の長い寄り道について語ろう。 20日、今年も「ボジョレー・ヌーボー」が解禁された。味わいましたか? 私はまだである。なんでも今年は太陽に恵まれた“当たり年”。輸入元の担当者は胸を張るが、現実は円安と輸送...
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信賞必罰を考える。

人が人を評価するのは難しい。評価する側に「公」があるかが問われる。 組織を運営するうえで「信賞必罰」は欠かせない。やるべきことをやった者は賞し、怠った者には相応の処遇を下す。公平であるからこそ、組織は秩序を保ち、人は従順になれる。しか...
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気温を下げる

第30回・国連気候変動枠組条約国際会議(COP30)に思う。 この冬は暖冬かと思いきや、11月下旬ともなると、この地方もそこそこ冷えてきた。週間予報で「例年並みの寒さ」と報じられると、どこかホッとする。やはり地球温暖化が、心のどこかで...
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歯止めなき減税

国家財政の崩壊はここから始まる 宮澤洋一氏は減税派から「ラスボス」と呼ばれた。財政規律を重んじ、財源なき減税には一歩も引かなかった。大蔵官僚時代からの信念は揺るがず、自民党税調の最後の良心と言ってよかった。 その宮澤氏が事実上更...
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沖縄、1972

――戦後80年の影に沈むもの―― 今年は戦後80年。8月15日の終戦記念日には、例年になく平和への報道が多く、改めて戦争の記憶に向き合った。しかし11月も下旬となると、その重みも、平和の尊さも、どこか遠のいていく。人の記憶とは、かくも...
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クラウン・ジュエル(王冠の宝石)

スポーツ放映権と“夢の共有”という国益、スポーツ庁出番です。 来年のWBCは地上波で観られない。ネットフリックスが中継することになった。WBC側が配信権を直接付与したからである。思い起こせば前回大会は大谷選手の活躍で日本中が沸いた。あ...
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海の幸と畏敬の心

ズワイガニとスルメイカの漁獲量が増えています。 あなたは肉派か、それとも魚派か。こう問われれば、高齢者で肉派の方はおおむね元気、魚派はどこか静かだと、私の経験則ではそうなる。 ゆえに「肉派」と胸を張りたいところだが、山海の珍味に...
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