24年・小中高生の自殺者数・過去最多529人・・・
こんな重いテーマを取り上げるに躊躇するのだが。
中広グループは「日本を元気にする」という命題の一つとして、
少子高齢化問題・とりわけ「児童虐待」防止のため・・
フリーダイヤル「189」番（虐待だと思ったらいちはやく）の
認知活動に取り組んでいる。（下記のQRコードをぜひ読み込んでみて下さい）
子どもへの虐待。それも親の虐待。これって社会が本気になれば、
必ず無くすことができる。なくさなければならない。社会課題だ。
限りない可能性を持つ、子どもに虐待によって「心に傷」を付けては
いかん。ましてや「虐待死」させるなんて・・・誰かがちょっと
手助けしてあげれば助かる命である・・・そんな思いだ。
今日のブログで取り上げる重いテーマとは。
厚労省の発表。24年・小中高生の自殺者数529人・統計を取りはじめた1980年以降、過去最多になったことだ。因みにだが、全体の自殺者数は2万320人。
これは統計開始以降・2番目に少ない数字。決して喜ばれる数字ではないが。
また、全体の自殺者数では男性より女性の方が少ないが、
小中高生では20年ごろから女子の自殺が増加、24年は女子の自殺者数が
男性を上回った。このことも含め、子どもの自殺について考えてみる。
まずだ。私は「子どもの自殺」についてと書く。昨今、自殺という言葉を
使いたがらない。自死という。理由は自殺者の家族に配慮する優しさからだそうだ。それは大切だ。でも自殺者を出さない観点から言葉を和らげる意味があるとはとても思えない。自死というから自殺者が減るか？少なくとも小中高生の
自殺者が増えていることとは関係がない。
子どもが自殺するのはなぜか。
私は、人によって違うとか、様々な要因があるとは思わない。
大人の責任であると思っている。これだけ少子化が叫ばれているのに。
自分のことばかり考え、自分さえ良ければと行動する大人ばかり。
子どものことを真剣に考える大人が少なすぎる。
子どもからしてみればだ。誰かひとりでも自分のことを考え、
思いを寄せてくれる大人がいれば、それで自殺は思いとどまる。
まずは親だろう。という人がいる。問題はそこだ。まずは自分だと
思う大人が先だ。子どもを自殺に追い込むのは、私も含め全ての大人である。
大人も生きるに必死な社会だ。自分の子どもならいざ知らず。
他人の子どもに関心を示す。そんなことなどできないと思うのが
当たり前かも知れない。それも否定はしない。でもである。
でも、自分の周りにいる子どもに関心を持つ。そんな心根が持てれば
社会で必死に生きていても人間的にゆとりが持てる。そうなれば、
大人も自殺するなどということもなくなる。
私は思う。
「自分と自分の周りの人々の幸せ」を願う人が、
子どもの自殺を救うことができる。自分自身も幸せになれる。
この国で、子どもの自殺が過去最多になるなんてことは
恥ずかしいことだと思える大人になりたいモノである。Goto
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