プラチナバンド

改革者と異端児を容認する社会でなければ・・・・・
ソフトバンクがプラチナバンドを手に入れた。繋がりにくいとの、問題点が解消されると、孫正義社長は手放しの喜びようである。たまさかであるが、佐野眞一氏が上梓した「あんぽん」孫正義伝を読んで、この異端のリーダーに興味を持ち。リーダーについて考えさせられた。
あとがきで佐野氏は「国会議員を辞めるといったくせに辞めない「ウソつき」鳩山由紀夫も、その鳩山に「ペテン師」と言われても恬として恥じない菅直人も、国会を欠席して敵前逃亡した小沢一郎も、我慢強いことをいいことに、避難所生活をする被災者に甘えるのはいい加減にせよ」と嘆いたと綴っている。
民主党のリーダーのみならず自民党も、あえて名前は記さないが、大震災を政局にしようとした幹部たちの罪も重い。と付け加えねばなるない。
孫さんは東日本大震災の義援金を100億。10億のポケットマネーで自然エネルギー財団を設立。その振る舞いは、政治家と比較して水際立っている。世間が、自己保身と党利党略に走る政治リーダーを受け入れないのは分かる。しかし、日本経済に活を入れる異端のリーダーも受け入れないのは、なぜか?
毎日新聞朝刊。毎週、月曜総合面のコラム「風知草」で山田孝男氏は大阪市の市長と職員組合の抗争に、憲法に抵触すると市長の手法を批判した上で、「私は、果敢と無礼が結びついた橋下の特質に違和感を覚えると。政治システムの改革に着手するリーダーを斬り捨てる。
橋下市長が手に入れたプラチナバンドは、選挙で示された、大阪市民の信任票。その民主的な手法で手に入れたリーダーの資格さえも、メディアは否定する。では、問いたい。メディアが理想とするリーダーとは、誰なのか?どんな人物なのか?果たして、存在するのか?
政界の改革者も、経済界の異端も、この国のメディアは、既存政党の無能な政治家と一緒にして、否定する。つまり、メディアはリーダーを認めないことが、メディアだと、錯覚しているのではないか。いや。違う。この国のリーダーはマスメディアであり、それを支える自分たち記者だと、勘違いしているのではないだろうか。
いつの世も、改革者や異端児を否定する勢力はあるものだが、その中心がメディアだとすると、この国を覆う暗雲が晴れるのは至難だと思う。私はプラチナバンドに期待して見たい。Goto
※プラチナバンド・・・700MHzから900MHzの周波数帯域は、電波が遠くまで届きやすく、建物などの障害物をある程度迂回して伝わるといった性質を持つため、携帯無線通信において最適な周波数帯域といわれており、価値の高い帯域(バンド)という意味でプラチナバンドと呼ばれています。(ソフトバンクホームページより)

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