地域政党が、評価されるのも分かる気がする。
政治向きの話題となると、俄然、メディアの責任を追求したくなります。
昨今の、政治。取り分け、何事も決められない国会には、呆れてしまいます。
議員定数の削減。最高裁が違憲判決を下した選挙区の削減ぐらいは、さっさと決めろ。と思わず。命令調なります。が、なぜ、もたもたしているのか?ここに来て分かってきました。
選挙制度を変えたいのです。それも、先祖返りがしたいようです。自民・民主の長老議員が発起人となり呼びかけた「衆議院選挙制度抜本改革をめざす議員連盟」総会に自民から共産までゾンビ政治家が、こぞって詰め掛けて・・・・
この連中の抜本改革とは「中選挙区制」の復活。定期的に開かれる勉強会では、前衆院議長の河野洋平氏が講師で「小選挙区比例代表並立制導入時の自民党総裁として、署名したのは間違いだった。不明を詫びる」と謝罪。
「当時、政治改革をみんなが叫び、政権交代の必要が言われたが、中選挙区を変えなくともその可能性は出てきた。状況の認識は正しくなく、政治改革は矮小化された。今になってみると、こと志と違った」と。責任のなさに呆れる。
中選挙区制に戻せば、最高裁の違憲判決を無視できる。そうなれば、5減の必要はない。それが、へんな議連を作って、もたもたと、先延ばししている要因。最近は、それに、メディアも乗っかって、中選挙区制の効用を論じ始めた。
私に言わせれば、自民党で始めて首相の座につけない総裁となった河野洋平氏。つまりは、ゾンビ政治家達に押し付けられた総裁。その腹いせに、選挙制度改革に署名したのであって、ボンボン政治家の帰着するところ、今更、不明を詫びられても、困惑する国民の方だ。
それにしても、あの頃、政権交代を煽りに煽って、選挙制度を改革すべしと論陣をはった、メディアが、今度は、先祖返りせよと、言い出すのだから。メディアもゾンビと言わねばなるまい。
河野氏の子息太郎衆院議員は、「選挙制度を変えて、まだ二回しか総選挙を実施していない。もう少し、我慢して、この制度を定着させ、政権交代可能な二大政党を成熟させるべきではないか」と。最もな意見だ。
永田町にゾンビが横行し、時計の針を、止めたり、戻したりする。それが、何も決められない政治の実態なのだが。それを、監視し、批判するはずのメディアもゾンビなのだから、何とも、始末が悪い。
しかし、国民はゾンビに気づき始めた。だから、既成政党を否定して、地域政党に目を向ける。さてさて、ゾンビメディアがどうするのか?注視する必要があると思うのですが。Goto
注
ゾンビとは、死んだはずなのに、呪術などで、生きた姿で現れる魔物。
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