気概ある日本製鉄のトップに身震いする。
久々に日本企業経営者の「気概」に触れ溜飲が下がりました。
最近・政治は軟弱・そうですよねぇ・・おんば日傘で育った2・3世議員ばかり、自分の考えがないのか。難題に直面すれば、どうやって乗り越えるかばかりを考える。天下国家・万人のためとか、将来を見通すことなんて全くない。
参院選・自民党の公約を見れば良くわかる。
1・2040年までにGDPを1000兆円・平均所得を5割以上アップ。
そんな夢物語のような?具体的にどうするのか?
1・子どもや住民税非課税世帯の大人に1人・4万円、その他には2万円給付。
おいおい、これが公約か?究極のバラマキ・国民を舐めてはいませんか?
1・トランプ関税から国内産業を守るために別枠予算確保。
なんですかこれは、国会審議の必要ない予備費枠を増やすってこと。
1・農業の生産性向上のため別枠で予算確保。
これも国会軽視です。
1・30年度に賃金約100万円増加。
これはなんだ。語呂の良い数字を並べた思い付き以外にない。
命懸けで経営する中小企業の実情がわかってない。
バカバカしいからこれ以上は羅列しないが。
国民を有権者を・・どう考えているのでしょうか。
国民が期待するのは、現状を正しく分析して、今、こうすることが、
将来の日本にとって必要だとの信念を示し、それを政策に、
選挙で訴えることではないのか?
まぁ・・・彼らにとってはそんなも綺麗事を言っているよりも政権が維持できるかってことでしょうか。多分ですが。そこまで「金で横っ面を引っ叩いて」票を取ろうなんて、国民を舐めてはあかん。「愚にして賢なり」ですよ。貰えるものはもらうが、票は自民党には入れないよ。都議選が証明。
まぁ・・・自民党の参院選公約の話ではない。
日本企業にも、米国・トランプ大統領を向こうに回し、
気骨のある経営者がいるってことを話たい。
日本製鉄の橋本英二会長です。
昨年の12月・日本製鉄がUSスチールを2兆円で買収すると発表。
バイデン大前統領。鉄鋼労連の反対に同調。大統領令で阻止。膠着状態に。
年が変わり、2月。トランプが大統領が就任。ああだこうだと理由にならぬ難癖をふっかけ、揺さぶりを掛けて、条件を釣り上げる・・・
不動産屋のトランプ本領発揮。でも本音はメンツを保ち、高値で売買できれば。そこを見事に見抜き、妥協は許容範囲を一切超えない。現場や地元に降りて真意を丁寧に丁寧に説明。粘りに粘って肉を切らして骨を断つ「経営の自由度と採算性を確保」米政府と合意。
こうと決めたら「諦めない」最後までやり抜く。100年後も語り継がれる
日本どころか世界有数の買収劇と評価されるでしょう。
日本製造業、ここにあり。嬉しいじゃないですか。日鉄がんばりました。
かのドイツの宰相・ビスマルクは「鉄は国家なり」と政策思想を表現した。
日本では昭和初期の軍国主義・国家動員体制のスローガンに、重工業=国家の力となり、戦後の復興期にも「鉄は国家の背骨」という思想で高度経済成長の基礎を作った。・・・日本製鉄を再び世界一に。この気概に身震いするのは、
昭和の漢だからでしょうか。Goto
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