英国との『軍事・円滑化協定』

スナク英首相の寄稿から・・外交の岸田を狙っているのでしょうが・・・意外な落とし穴が。
政府の批判をするのが、ブログネタとしては最も書きやすいし無難・・
なんて思ってしまう自分が情けない、今日のブログです。
こんなことでは、毎日ブログを書く意味があるのか・・自省です。
5月のG7広島サミットを控え・・新年早々から岸田首相が、各国を歴訪しました。
サミットの円滑な開催のための地ならし・・それはそれで必要なのでしょうねぇ。
安倍政権時・5年も外相を経験したのです。外交は得意分野なのでしょう。
それに、きな臭いです。ロシアのウクライナ侵略で国際秩序は揺らぎ・・
アジアでの中国の覇権主義には危うさが高まっています。
安全保障を巡る地政学的な垣根も低くなっています。民主主義を共有国々との
国際的な連携は急務。ぜひ、頑張っていただきたいと存じます。
ちょっと感動した寄稿が首相の訪問を機に・・スナク英首相から・・・
「私たちは歴史ある島国。誇り高き近代民主主義国家。多くの共通点がある。
貿易・技術・防衛の分野における関係はさらに強くなっている」
「英国にとって日本はアジアにおける最も親密な安全保障上のパートナー。
日本にとっても英国は欧州で最も親密なパートナー。地球の反対側まで届く断ち切れぬ絆だ」
「日本がサミットの議長国を務め国連安全保障理事会で共に任務を果たすとき。
両国の関係は国際的な意義を持つ。この精神を共有できた」
「ウクライナの自由のために、世界のエネルギーと食糧の安全のために
法の支配のため、そして中国が国家権力のあらゆる手段を使い国際的な影響力を
競う中で経済的な安全を守るため、共に立ち向かっていく」
「軍事協力で決定的な一歩を踏み出した『円滑化協定』は英軍と自衛隊が
共に演習し活動できることを意味する。次期戦闘機開発で日本やイタリアとの
パートナーシップ。専門知識を開発することで、世界をリードする産業と
技術を今後何年にも渡って結びつけ、何千人もの雇用を創出できる」
「日本とは『経済連携協定』を締結した。日本企業の持つ風力発電、高速鉄道など
英国の技術革新やインフラに関する分野に何10億ポンドの投資をしている。
英国企業もサイバーやデジタル、ライフサイエンスなどの分野で最先端の製品と
サービスを日本に提供している」
「日英関係のルーツは深い。400年前、将軍徳川秀忠からジェームス1世に贈られ
英国の通商使節が持ち帰った鎧兜がある。この鎧は両国の貿易のシンボルである。
新しい時代の日英関係の中核をなす安全保障と繁栄を象徴している」と寄稿した。
さすがに英国です。日英の置かれている立場を明確に表現し、
両国の絆を深めるべき方向を見事に示唆しています。
一つ気になるのは、両国で戦闘機を開発することを日本が認めたことです。
ご時世です。軍事に関する『円滑化協定』は締結すべきでしょう。
軍需産業に舵を切らざるを得ないのも理解できます。
このスナク首相の寄稿から・・・世界はもはや戦争の足音を身近にしていることを
知らねばならないのではと思う。でも日本の軍需産業の復活について・・
なんでもありではなりません。岸田さんステルスはあかんよ。逃げずに議論せねば。
日本は民主主義の国であり、法治国家です。Goto

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