まだまだこの国の企業には食品ロス解消にやれることがある。
私は毎朝、ヨーグルトにバナナと缶詰のミカン・リンゴを加えて食べます。
それにホットミルクをコップ一杯。それが健康の源だとは思いませんが、
それが朝食です。
バナナの話です。
日本は年間100万トンバナナを輸入しています。
輸入大手企業によると、フィリピンでは毎年2万トンのバナナが、皮に傷があるとか。サイズが小さいとか、形が悪い・・などの理由で規格外となり
埋め立て廃棄されているそうです。
他にもバナナはスーパーなどで一般的には4〜6本の束で売られます。
そのため端数として残ったバナナは基準を満たしても捨てられます。
如何にもMOTTAINAIですね。製菓、製パン業界など60社以上が
規格外のバナナを加工して販売しています。24年度は約2000トンの
MOTTAINAIバナナが再生されています。
今回、輸入大手企業がMOTTAINAIバナナを炭化させ「炭」として開発。
アウトドア用にフリーマーケットサイトやホームセンター、スーパーなどで販売。炭とは考えたモノです。燃焼時間は30分ほどと短いが、一般的な木炭より軽く、着火しやすい特徴があるそうです。食品ロス解消にバナナ炭。面白いですね。MOTTAINAI思想が良い。
キリンビールの話です。
規格外で破棄される果物をチューハイの原料に活用する「氷結mottainaiプロジェクト」として、山形特産の尾花沢スイカを使った商品を発売すると発表。
17日から全国のスーパーやコンビニで販売される。
「氷結」に原料を提供する果実農家が規格外果物を大量に廃棄せざるを得ない課題を抱えていたことから、その解決に寄与したいとプロジェクトを立ち上げた。「おいしさと」と社会性のあるコンセプト」が若い人に話題となり、シリーズに繋がっていると、さすがキリンです。
芋の話です。中部電力・浜岡原子力発電所の立地にする静岡県御前崎市で、
特産の干し芋の生産復興に乗りだしたと評判です。天日干しに代わって
乾燥機を取り入れ、干す時間を短縮。食味をよくする最適な加熱法も編み出した。
御前崎市周辺は江戸時代から「遠州の空っ風」と呼ばれる
乾燥した風に恵まれ、干し芋の生産が広がった。市は干し芋の発祥地と
してアピール。意外な組み合わせだが、生産者が高齢化する中、天候に左右されずに高品質で効率よく作る手法を提供し地域活性化を支援する。
原発と芋。MOTTAINAIとは多少違うが、公共企業と農業。
企業の持つノウハウが食品ロスを解消し、農産物の活用に寄与するとなると、
昨今の米騒動への示唆になるのではないかと思う。
毎日新聞が力を入れている事業に、毎日MOTTAINAIキャンペーンがある。
廃棄処分を商品化・それが販売された場合・生産者側に寄付するほか、
売上の一部を毎日のキャンペーンを通じてアフリカケニアの植林活動
「グリーンベルト運動」に贈る活動もしている。
バナナの輸入大手・キリン・中電らのMOTTAINAI意識に敬意を表したい。
まだまだ、この国には食品ロス解消にやれることがある。Goto
コメント