中華風カツオのたたきに烏龍茶・・・
岐阜県は海なし県です。新鮮な魚がなかなか食卓にのぼりません。
沖縄に次いで九州地方も梅雨入りしましたが、
惜しむ春を楽しむように、迎える夏を訝しがるように、
何とも絶妙ですが爽やかな気候です。
毎朝、合掌するふるさと岐阜の中心にデンと構える金華山と岐阜城・・
・・・青葉が一段と綺麗です。「目に青葉山ほととぎす・・・」ここまでは
山紫水明の地・岐阜でもいいのですが、残念ながら「初鰹」って訳にはいきません。
魚といえば長良川の鮎ってことになります。「目に青葉清流長良に鮎跳ねる」でしょうか。
私はいつの頃からでしょうか。鰹が大好きです。多分ですが、
若い頃土佐の高知に旅したときに「藁で燻したカツオのタタキ」の味、
魚のくせにねっちりと舌に纏わりついて、旨味の脂がジワッと口に広がる。
その感覚が忘れられず、カツオが好きになったようです。
でもです。カツオには春の「上りカツオ」と秋の「戻りカツオ」があり、
それぞれが「独特の風味で美味いぞ」と通に言われるのですが、
岐阜は山国、その味の違いがよくわからない。同時にあの高知の味がなかなか楽しめない。
仕方がないのですが。食事会は皆無、ステイ・ホームです。
廉価なのでしょうか、カツオの刺身が食卓に並ぶのですが。
やはり時間が経っているのでしょう。特有の血生臭さが気になります。
隠すには塩を大目にふる。焼き付けて(たたき)香ばしくする。
青ジソ・ミョウガ・トウバンジャン・ニンニクなどの個性の強い材料でまぶすと、
絶妙なバランスがカツオを引き立てます。どちらも苦手っていう人もいますが。
私は酢醤油にタマネギとニンニクのみじん切りで食べるのが良いかなと。
でも、やっぱり、新鮮でないと、いまいちですが。
それと、茶漬けですか。ごはんに中華風の下味をつけたカツオのたたきにをのせ、
トウバンジャンとザーサイかな、それにあればですが・・天カスかふりかけ、
そして、極め付けは中華料理にはウーロン茶です。熱々のウーロン茶を
たっぷり掛けて頂きますと、カツオが新鮮になった気がします。
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