緩い話です。

アベノマスクって、未だに60%の世帯に届いていない。コロナ第2・3波用ですって。
「オマエは緩い奴だ」という「緩い」ってどういう意味でしょうか。
厳しさが足りない。いい加減。中途半端。締まりが無いそんなとこでしょうか。
でも、ものごとに鷹揚で、無頓着な人という善意で解釈する意味もあります。
コロナの終息っていつでしょうか。
そんな質問を受けるようになりました。固く言えば、「答えはわかりません。」
注釈を付ければ、特効薬(ワクチン・治療薬)が開発され効能を発揮するまでは。でしょうか。
でも収束に向かうのは。と聞かれれば、世の中の緩み具合で、
状況が判断できるのではないでしょうか。
例えば、第一次コロナ禍が緊急事態解除で一段落したいま、メディアが検証を始めました。
2月27日。安倍首相が「全国の学校」に休校要請をした、あの時から国民の間に
緊張感が高まり、文科省との打ち合わせもなく安倍さん英断したのが「大惨事」を
引き起こさなかった。この分析って、世の中が緩み始めた証ではないでしょうか。
4月のいつだったか・・・もう忘れてしまいましたが。
全世帯にマスクを配布すると、安倍首相が豪語しました。
その時は、マスク不足で市場はパニック。びっくりするような高値で販売され、
法律で悪徳業者は罰せられるようになり、逮捕第1号が。
今では、品質に拘るドラッグストアーなどでは品不足ですが。
それ以外ではコロナ前の価格に戻り何処でも販売されています。
6月1日現在ですが。政府による全世帯向け布マスクの配布枚数状況は
約5000万枚。全体の40%弱。1億3000万枚の調達と配送などで、
事業費の総額は当初の466億円が260億円に上ると政府は明らかにしています。
これって当初予算から200億円減額できたので、どうだいと胸を張っているようですが、
残りの60%に届く頃は、そもそも使い勝手の悪いマスクです。
全く必要のない長物になるのではと思うのですが。
官房長官曰く「どのようにお使いになるかは各家庭で決めて下さい。
洗濯すれば何回も使用可能です。保有して第2・3波に備えて」と。
厚労省のHPでは「不要な場合は必要とされる人に譲るのも選択肢」ですって、
最初から要らないのです。税金返してとの声も聞こえます。
この話って、ピントがあっていません。緩いと思いませんか。
もう一つ緩いなぁ。って思うことが。
専門家会議の議事録がないのはなぜか。それこそ、今後のためにも、
議事録は残して置くべきです。大阪の知事らが「そんなことはあり得ない」と。
野党もメディアも批判。政府曰く「専門家のみなさんから、議事録を実名で残して
頂いて構わ無い」との声が上がっていますので、速記も入っていましたから
発表の時期は別として残すようにします。ですと、なぜこんな緩い話になるのでしょうか。
簡単なことです。「桜を見る会」が遠因です。昨年の11月国会で首相が推薦した
出席者の内訳を聞き取り調査したが、その議事録はない。と官房長官が答弁。
そうなんです。国民の鷹揚でいい加減な体質を利用して、
物事にけじめをつけない内閣だから「緩い」国って言われるのですね。Goto

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