WHOの発表も人騒がせではないでしょうか?
晩秋、故郷の山並みも彩りを濃くしています。いや11月の下旬を晩秋とは呼ばないのかも知れませんが、暖かな日々に、冬の到来が遅いようです。そのせいかどうかは分かりませんが、今年は味覚の秋がいつまでも続いているような気がします。
この歳になりますと、良質なタンパク質を多く摂るべきと、肉を食べる高齢者が増えた気がします。私も本来は魚派ですが、最近は季節の野菜をいっぱい添えて色々な種類の肉をいただきます。中でもソーセージやハムが好きでよく食べます。
生ハムなんかは果物と一緒に食べますと、ワインにピッタリ。加工肉には個性があって、白カビの付いたサラミやピリ辛のソーセージなどはビールによく合いますし、ソーセージを焼いて丸く膨らんのを箸でつまみ、口に頬張り「プッチン」と皮が破れるのを楽しみながら日本酒を味わうのもオツなものです。
そんな加工肉にWHOが冷水を掛け、伝統の肉食文化圏で物議を醸しています。
発端は、WHO傘下の国際機関が加工肉を1日50グラム食べると結腸や直腸のガンに罹るリスクを18%高めると発表。加工肉は喫煙やアスベストと同じ発がんグループに分類されるとしました。
分類は科学的根拠の強さを示すもので、発がん率の高さを意味するわけではない。1日の摂取量が問題だと打ち消してみたものの、火に油を注ぐ結果に。取分けドイツ。筋金入りのソーセージ愛の国。ドイツ人の自尊心を傷つける暴論だと息巻くが、食肉業界では戦々恐々(朝日・11/20・朝刊)
WHOは信頼の置ける保健機構。その発表です。ドイツのみならず、日本でも「発がん物質」だなんて喧伝されれば、食肉業界に影響がでます。影響が心配されますが。私はチャンスだと思っていいのではないでしょうか。科学的根拠である発がん成分を除去した加工肉食品を作れば良いだけ。
日本の食品メーカーのイノベーションならば、より安全でより美味しいソーセージを造ることなど、朝飯前。伝統の肉食文化圏へも輸出できるのでは・・・そんな期待も膨らみます。勿論、私は良質なタンパク質の供給源である市販の美味しい加工肉食品を楽しませていただきますが。Goto
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