田植えの概念が変わるようです。ドローンで稲作・・・
安倍内閣から菅内閣に代わって急激に下火になったことがあります。
キャッチフレーズが証明しています。「国民のために働く内閣」・・これって、
長時間労働を厭わないってことではないでしょうか。
菅首相も昭和の「24時間働きます」世代です。思わずそうなるのでしょうね。
私も同世代です。働き方改革には違和感があります。
取り分け「働く」ことを時間で計る考え方が先行したのは宜しくありません。
人間は「遊ぶから人間である」という人もいます・・・
でも私は「人間とは働くから人間」だと思っています。
働くとは「生産」するってことです。もちろん、サービスも生産です。
そもそも論ですが「働き方改革」とは「生産性」をあげることです。
効率の良い働き方をすることです。第4次産業革命と言われるIT革命の本質は
「生産性の向上」にあります。今までと同じ労働時間で、生産性が倍になれば、
GDPが倍になります。そうなれば国民の所得も倍になります。
生産性を上げて労働時間を減らせば、現在のGDPを維持するだけです。
それでは、豊かさを実感することはできません。
減らした時間を更に生産に使わなければ豊かにはなれません。
稲作農家の生産性が大幅に改善される技術革新が進んでいます。
北海道の上川農業試験場が、寒冷地でも発芽しやすく稲穂の粒の数も多い
「えみまる」という品種が開発されました。
「えみまる」の特徴は田植えをしなくても良い稲です。
稲作はまず「苗」を育て、それを水田に植えるのですが「えみまる」は
種を田んぼに直接ドローンで撒けば、食感が柔らかくて粘りのある美味しい米が、
苗作よりも収穫できます。
根が浅く倒れやすいというデメリットもありますが。
苗植えと比べ労働時間が25%・コストは4%削減できます。
高齢化が進む農家での導入が急速に進んでいます。
田植えがなくなるなんて農家では夢のような労働時間の短縮です。
我々の仕事もそうです。技術革新は進んでいます。積極的に取り入れれば
労働効率は格段に上がります。それには「働き方改革」を正しく理解せねばなりません。
その前に「人間は働くから人間である」と思えるかどうかですが。Goto
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