朝日新聞に続いてブルータスお前もか・・・・
どうなんですかねぇ。今どき日曜日に新聞を読む習慣ってありますかねぇ。
日経新聞は経済紙です。法人で購読している場合、土日は休みが多く、
配達しないで欲しいなんていわれるようです。
ひと昔、いやふた昔かも知れません。休日の朝、ゆっくりと新聞を開く家庭、
「サザエさん」ですよねぇ。古希を過ぎた「我々の世代」なら辛うじてイメージできます。
若い世代には日曜に新聞を開くどころか、新聞そのものが家庭から消えたようです。
毎日新聞・・・6/16付・朝刊で「購読料改定のお願い」の社告を打ちました。
朝日新聞に続いて・・まるで示し合わせたように・・・ブルータスお前もかです。
この後、ローカル紙が次々と追従するのでしょうねぇ。
これって「独禁法」に・・・などとは申しませんが、
新聞業界の苦境、打つ手無しってことなのでしょう。
理由は深刻です。用紙など原材料の上昇、わかります。
経費削減・業務合理化の努力、理解できます。
深刻なのは戸別配達網の維持が困難になりかねない事態だと・・・
この理由って、販売店が維持できないってことですよねぇ。
日本の新聞って、生命線は宅配体制です。それが維持できないとなると深刻です。
毎日新聞って真面目なのですね。お値段を上げるので何かせねばと
新しいサービスを提案。購読者をつなぎ止めたい。その気持ちもわかります。
で、知恵を絞った結果、出した結論・・・・何だと思いますか・・・・
日曜朝刊の誌面を大胆に刷新する、です。えって思いませんか・・・・
大胆って何か。題字の横に「Sunday」というロゴを付け「平日とは違うひとときを」の
コピーをつけるんですって・・・1991年以降30年振りに題字を変更すると・・・
ロゴの意味は記者が余白に走り書きする姿をイメージしているのだそうです。
これまた、いつの時代の記者をイメージしているのでしょうか。
昨今はデジタルの時代です。エンピツで原稿に殴り書きするなんてことがあるのですかねぇ。
いやいや、皮肉や批判をしているのではありません。
校閲記者と考える・日本語の豆知識のコーナーや、47都道府県の魅力を紹介する
「わたしのふるさと便」そして毎日新聞らしい・・・報じられたニュースの背景を
探る「迫る」シリーズを掲載します。面白そうだとは思いませんが、頑張って下さい。
でです。私は毎日新聞の値上げに賛成です。朝日の時に書いたと同様、
新聞がなかりせば民主主義を保つことは不可能です。ジャーナリズムの基本は
経済的な独立です。296円の値上げで民主主義が健全に維持されるなら安いものです。
そこで、毎日新聞に申し上げたいことがあります。
日曜の朝刊、折角大胆に刷新するなら、夕刊のエネルギーをそこに注ぎ込んでは
どうでしょうか。私は毎日の夕刊が好きです。朝刊では過激かな・・・と思う
読み物が掲載されています。それを日曜の朝刊に移せば良い。
そして、経営の合理化として、不採算極まりない、夕刊を廃止すべきです。
日本人の生活習慣は「サザエさん」ではありませんので・・・・Goto
コメント