原爆忌

核技術開発まで否定するのは如何なもんかと思います。
原爆忌が巡ってきました。広島・長崎・2度に渡る原爆投下。
20万人に及ぶ無垢の民が犠牲になりました。放射線を浴びた人々が今尚苦しんでいます。
核兵器廃絶は唯一の被爆国「日本」の使命です。
米露両国は、保有する核弾頭数は減らしましたが、実戦配備数は逆に増やしています。
中国は、弾頭数を増加させ、軍縮協議にはまったく後ろ向きです。
北朝鮮が新たに核を手にしています。イスラエルに対抗する形でイランが
核開発を強引に推し進めています。
国連を中心に国際的な規範とする核兵器禁止条約が発効されています。
しかし、核保有国や自国の安全保障を米国の「核の傘」に委ねる日本は
抑止力を損なうとして批准に参加していません。
私は思います。例え米国の「核の傘」にあろうとも、自己矛盾であろうとも、
二枚舌だと非難されようが、被爆国として「核兵器廃絶」を訴えることは民族の魂です。
譲ってはなりません。それが日本の政治家です。戦争というものを理解して欲しいと思います。
原爆忌となりますと、俄然、紙面が躍るのは朝日新聞です。
核廃絶を訴える主張には・・・賛成します。
しかし、原発を核兵器と同列に並べるのは如何なものかと思います。
核兵器廃絶が、核技術の開発そのものを否定することになります。
例え、それが悪用されることがあっても、科学そのものを否定することには反対です。
地球の危機を救うため「SDGs」運動が国際的な広がりを見せています。
欧米では脱炭素化に向け、次世代の「小型原子発電所」の開発が進んでいます。
安全性と経済性を高めており、2020年代後半にも実用化の見通しです。
朝日新聞的に「核」と聞けば、全ての思考を停止させ、全てダメ。
それでは、核を政治利用するに過ぎません。
小型原発が注目されるのは発電時に二酸化炭素を排出せず、
安全性と経済性を確保しながら安定的に電力を供給できると期待されているからです。
科学は人類を救います。日進月歩を止めてはなりません。
原爆忌です。原爆の犠牲、戦争の犠牲になった人々のご冥福を祈り、
世界平和を希求するのです。核兵器廃絶は絶対です。
一方、核技術開発を怠れば、技術者の育成も出来なくなります。
私はそのことまで、核兵器の犠牲になった人たちは否定されてはいないと思います。Goto

コメント