終わり良ければすべて善し・・・
東京五輪が閉幕しました。16日間、楽しませてもらいました。
日本列島を3つの台風が襲う、その間隙を縫っての閉会式・・・
NHKの朝ドラ・天気予報士の物語「おかえりモネ」的に申せば・・・
この天気図で、雨も降らず、無事に閉会式を終えたのは奇跡です。
「終わり良ければすべて良し」こんなことわざがありますが・・・
趣向を凝らした閉会式のイベント・・・私は我が故郷・岐阜県郡上市の
「郡上おどり」が登場したことで、全て良かったと思っています。
改めて、関係各位にご苦労様でしたと、慰労申し上げたいと思います。
登場した「郡上おどり」・・流れた曲は二つ「かわさき」と「春駒」。
取り分け「かわさき」は江戸時代、圧政に苦しめられた百姓たちが・・
一揆を起こし、幕府に「直訴」に向かう若者たちを思う歌詞です。
直訴は御法度です。理由の如何を問わず、当然に打ち首獄門です。
死を覚悟しての旅立ち・・・・です。
「郡上のなぁ〜 八幡ぁ〜ん でて行くときにゃ〜 雨ぇ〜もぉ〜降らず〜ぅに〜ぃ
袖ぇ〜絞ぼぉ〜る、あそんでぇ」と決死の若者を百姓たちが涙で送り出した悲しい唄です。
終わりは悲惨な結果になりました。だから、何百年も語り継がれています。
一年延期を余儀なくされた東京五輪。延期を決めた一年前・・
一年経てばコロナも収まっているのではと、当時の安倍首相も組織委員会も
東京都知事も、IOCも、そして私たち国民もそう思いました・・・
メディアも一年後には大丈夫じゃないかと漠然と思い、
感染症の専門家と称する人たちからもさしたる意見もありませんでした。
ということは、変異を繰り返し執拗に人間に襲いかかるコロナウイルスを
誰もが予想していなかった。
今、その甘さを誰も認識していません。
東京五輪のボタンを掛け違えたのはその時です。
この場に及んで、誰も批判や反対論を言えないのではないでしょうか・・・
私は思うのです。アスリートたちが世界中から集い、
人生を賭け磨いてきた技を五輪の舞台で力の限り戦った・・
その姿に感動を貰いました。そのことで国民は大満足ではないでしょうか・・・
色々ありましたが、「終わり良ければ全て良し」ではないでしょうか。
3年後、どんな景色の世界になっているのか・・・
実は誰もわからないのです。でも、五輪を迎えるパリからの
プロモーションビデオでは、少なくとも暗い影は微塵も感じません。
パンデミック下の東京五輪・・・感染と戦った東京五輪。
末代まで語り継がれるでしょう。
さぁ〜日本のアスリート達よ、パリ目指して、今日から戦いの始まりだ。
ARIGATO東京五輪・・・感謝です。Goto
コメント