岸田政権・女性秘書官なし・・

官邸の秘書官8人、官僚7人は全員が男性、もう一人は息子です。
首相の秘書官が、性的少数者や同性婚に対する差別発言で更迭されました。
ご案内の通りです。とても優秀な官僚で、将来を嘱望されていたそうです。
それが、この「差別発言」で人生を棒に振りました。
官邸に至ってはこの有様です。日本社会が世界からもっとも後進国であることが
問われているのは、間違いないことを証明しました。いかに日本の政治が無理解なのか。
差別意識が蔓延しているか・・・官邸がそうなのです。推して知るべしです。
なぜ・・・こうなるのか。
首相を支える官邸に、ボンクラ息子はいても、女性の官僚がいないからではないか。
そんな声が聞こえます。更迭された官僚の「秘書官室も同性婚にはみんな反対する」という
趣旨の発言をしています。いやそうではない。「同世代だからという趣旨で言ったが、
実際に聞いているわけではない」と弁明したそうですが・・・「綸言汗の如し」です。
この発言もアウトです。同質的な感覚の人だけで普段から活動しているから、
こんな発言になるのです。意思決定の場に多様性がなければ、政策の細部に
多様性の視点が入ってこないのは必然です。岸田政権の本質が問われているのでは。
首相秘書官ってどうなっているのか?いわゆる官邸です。
地位は内閣官房に置かれた特別職の公務員。岸田政権では主要省庁から・・
出向する7人と首相の長男の計8人で、全員が男です。
政権中枢で首相を支える官僚は長く男性中心でした。首相秘書官に初めて女性が
起用されたのは2013年11月の第二次安倍政権。総務省出身で広報や女性政策などの
担当に就いた。続く菅政権では首相秘書官が全員男性に戻ったのですが、
内閣広報官には件の女性が就任しました。その女性が退任後は外務省出身の女性が就きました。
岸田政権は内閣広報官も男性官僚に交代させ、女性の幹部官僚はゼロに。
政策の意志決定に関わる首相側近は「オール男性」です。政治学を専攻する大学教授は
「中核に中高年の男性しかいないのは、国家運営のリスクを高めてしまう」・・
官邸に女性官僚を秘書官で入れるか入れないかは、岸田首相の判断です。
差別発言は個人の資質だとする岸田首相ですが、女性の秘書官を登用できるかどうか・・
首相自身が試されていることは忘れない方が良いのでは・・・・Goto

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