飛球無心

16年五輪、リオ大会決定を祝す。
先月18日。7ヶ月ぶりに、ブラジルの「ブロ友」(ブログでお付き合い頂けるようになった友達)が来岐。日本女子プロゴルフ選手権会場となった岐阜関カントリー倶楽部で楽しいひと時を過ごしました。
たかがゴルフですが、スポーツはいいですね。「飛球無心」。ブラジルの事情を伺いながら、旧交を深めることができました。先月末にはブラジルに帰られるとのことでした。無事に戻られたと拝察しています。
リオネジャネイロにオリンピック開催が決定。ブラジルは陽気な国民性。国を挙げて湧き上がっているのではないかと想像できます。心よりお祝い申し上げます。彼曰く「リオには治安の悪い10万人を超すスラム街がある。」「果たして、無事に開催できるか心配な面がある」と。
この決定。東京の落選は残念でしたが、南米にオリンピックを!!のスローガンには、大いに納得でした。64年の東京は日本を近代国家に押し上げました。88年のソウルもそうです。韓国がオリンピックを契機に変わりました。
オバマ大統領誕生の下地も、96年のアトランタ五輪にあったのではないかと思っています。黒人解放の偉大な指導者故キング牧師の生家前をマラソンが走りました。(私はソウル、バルセロナ、アトランタと幸運にもオリンピックを三度見学できました)
リオ大会が、ブラジルのみならず南アメリカ大陸全体の近代化と発展に寄与するならば、シカゴよりも、東京よりも、マドリードよりも価値のある決定だった、と。少なくとも、オバマ大統領と鳩山首相とサラマンチ前IOC会長は思っているのではないか。そんな気がします。
「スポーツに政治を持ち込むな」そんな、古典的なスポーツ神聖論もありますが、オリンピックの歴史が示すように、スポーツは政治に翻弄されています。
でも、政治や商業主義にいかに翻弄されても、スポーツは不偏です。ましてや、「飛球無心」。何処へ行くやら分からないゴルフボールを童心に帰って追い求める、ブラジルのブロ友と私の友情も不変です。
                                           Goto

コメント

  1. Goto より:

    お帰りなさい。残りの距離は、150ヤード。通常ならオン可能。でも深いラフ。私にはレイアップする勇気がありません。たぶん、届くアイアンで、目一杯振るでしょうね。遼君を、いや、ウッズをイメージして。でも、結果は、大チョロで10ヤードほど。ラフから出ません。頭に来て、もう一度、振り回すでしょう。また、チョロでやっと、フェアウエイ。そこから、カーとなったまま。グリーンオーバー。また、逆目の深いラフ。ウエッジが抜けず。5センチほど動いただけ。結局は、6オンのツーパットで、ダブルスコアー。ラフに入ったばかりに、もがいた挙句が、コース設定者の術中にはまる。あー。なぜ、ショートアイアンで、フェアフエイに出さなかったんだ。と、嘆くも、後の祭り。リオのカーニバルみたい。深いラフに入れたら、レイアップ。鉄則で生き抜くしかないのでしょうかねー。  GOTO

  2. ブラジル より:

    10月5日にブラジルに帰りました。オリンピックがリオに決まって、多くのブラジル人たちはご機嫌ですが、輸出企業からすれば事は簡単ではありません。世界的な不況の中で高金利(公定歩合8.75%)を維持しているだけでもお金が集まりますが、2014年のワールドカップ開催に2016年オリンピックと両手に花。更にお金が集まることは必至ですから、今週は一段とレアル高がすすんでいます。輸出産業は悲鳴に近い情勢です。
    今思えば、岐阜関CCのフェアウエイ・グリーンの見事さとラフの難しさは、幸運・不運の境目が紙一重であること。強者・弱者の差別化を如実に現しています。海外での成功のポイントは、ラフに入れないことでしょうが、もう入ったものは、これからどうします?