日本経済をアジアと分ける発想こそ・・発展の阻害ではないのか・・
台北の街かどで、二トリの看板を見かけましたので・・・入店して見ました。物凄い人で驚きました。価格帯は日本と同じ・・・決して安くはないのですが・・・家具に目が行くのは国力が付いたからなのでしょう。
中国との貿易で一番潤ってるのは台湾だと聞きましたが、そんな感じです。「豊かさ」を示す一人当たりの国内総生産(GDP、購買力平均ベース)で台湾は07年度に3万ドルを超え、10年度では日本の3万35百ドルを上回る見込みだそうです(国際通貨基金推計)。
7日にオープンした台北の百貨店にユニクロが進出。入場制限を繰り返す大盛況で、台北の街をユニクロの手提げ袋が席巻した感じです。価格帯もニトリと同様・・日本と同額。ユニクロの海外戦略が進んで切るのを目のあたりにしました。
円高です。日本と同じ価格で売れば、利益が上がりますよね)
それと・・・もう一社。台北で目に付いたのが、無印良品。ユニクロよりも一足先に進出。台湾で何店目かは聞き洩らしましたが・・・同じ百貨店にもオープン。ユニクロ程ではありませんでしたが・・・人気は上々でした。
ひと昔前・・・そうです。10年前なら、電子製品と車(勿論・今もそうで、タクシーの主力はトヨタのプリウスでした)が日本ブランドを支えていましたが、今では家具と衣料品と雑貨・・・・。
いずれも・・・海外で商品を創り、日本国内で、品質と価格と企業努力で消費者の心を掴んだ企業ばかり。新興日本企業のブランド力と頑張りを見せつけられた思いです。
GDP比でみれば、アジア経済の勢力地図は、確かに日本から移行し、NISE(新興工業経済群)やASEAN(東南アジア諸国連合)に移行していますが、日本企業も、様変わりしながら・・果敢にアジアに進出しています。
・・・経済の専門家やマスメディアは日本国力の衰退を悲観的に論じていますが、日本とアジアを分けて考える方がおかしな話です。そんな偏狭な報道や発想こそが・・国の方向を見誤らせるのではないか・・・そんな思いを強めた10年ぶりの台湾・台北でした。
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