大正100年

ラジオの歴史と・・・美人画が思い浮かぶ・・・・・
今年は1912年の大正元年から数えて100年です。全国各地で、大正を偲ぶ催しが行われています。因みに、わが親父殿は大正11年産まれ。親父殿の薫陶には大正期の匂いか漂っていた気がします。
毎日新聞の特集「大正100年、歴史に探る日本の針路」は、読みごたえもあって、なかなかの企画です。私たちの意識の中に、明治と昭和は色濃く残っていますが、わずか15年と短かったせいもあり、大正という時代への思いは案外と少ない気がします。
我岐阜県にはテーマパーク大正村があります。恵那市明知町です。初代村長は高峰三枝子さん。二代目が司葉子さんです。なぜ、綺麗な女優さんたちが村長になるのか?不思議ですが、大正には何となく、モダンな文化の香りがします。
日本に放送文化が花開いたのも、無線電信法が公布された大正3年からです。日本最初のラジオ放送が芝浦の東京放送仮送信所から発信されたのが大正14年。放送の歴史は大正とともに始まったと言えます。
受け売りで恐縮ですが・・・・大正5年ロシア革命。ソビエト政権樹立もラジオ放送が決定的役割を果たしたようで「蒸気の世紀はブルジョアジーの世紀、電気の世紀は社会主義の世紀」と叫んだのはレーニン。
世界初のラジオ放送は1906年(明治39年)米国で。1920年(大正8年)米でラジオ放送局KDKA開設。1922年(大正10年)英、独、仏、ソ連でラジオ放送開始。大正14年、東京、大阪、名古屋が本放送開始。大正15年、3放送局が統合され、日本放送協会が発足と、大正期はまさに、電波時代の幕開けでした。
地元の放送局中部日本放送がテレビ開局60年。民放での第一号。テレビ時代の幕開けですが、それまでの40年間。新聞とは一線を画して・・大衆娯楽の普及に一翼を担ったのがラジオってことになります。お洒落な感じは・・・そのせいかもしれませんね。
この度の大震災でも、ラジオの活躍が伝えられていますが・・・・私もラジオを手元に置いて、夜な夜な読書(本を読みながらでもラジオは聴けますものねぇ)とともに楽しんでいます。(ラジオ振興に情熱をかける大親友のおかげで)
大正100年のこの年にラジオの価値が見直されるのも何かの因縁何でしょうか?馴染みの薄い大正期の足跡をラジオの歴史で辿るのも一考かもしれません。それにしても、大正と言えば竹久夢二の美人画が思い浮かぶのは・・・大正の息遣いを多少なりとも知ってる世代だからでしょうか・・・。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    CBC創立60周年でしたか?間違えました。
    Goto

  2. リミスキー より:

    CBC創立60周年(1950.12.15)、ラジオ放送開始60周年(1951.9.1)になります。テレビはその5年後の1956年12月1日開局だったと思いました。