議員定数

大新聞の答えを聞いて見たいものです。
私は参議院無用論者です。でも、明日から、無くしてしまえと言うほど乱暴者ではありません。
しかし、社会保障と税の一体改革の名の下に、消費税率を14年から段階的に10%にするならば、その前にやるべきことをやれ、との意見には賛成です。
取り分け、ほとんどの国民が、国会議員が多過ぎる。減らすべきだと思っているのですから、まずは、衆議院の議員定数の削減には手を付けるべきです。
民主党が、比例80減と小選挙区5減案をまとめました。これも、極論ですが、現行の重複立候補を認める制度なら、比例を廃止して、小選挙区のみの295議席で良いのでは思うのだが、民主党がマニフェスト通り決めたのを良しとしたい。
新聞の論調。やることは、きちっとやれと、いう割には、比例80削減には少数政党に配慮せよ。大政党を利するお手盛りだ(天声人語)。選挙制度の抜本的な見直し(毎日)も視野に入れろという。
私は大新聞に問いたい。制度などというものは完璧なものなどない。新聞社としては、どのような削減案があるのかと。それに、答えずして、消費税率アップの前にやることはやれと言えないはず。批判は主体的に。賛意は抽象的。それでは読者が混乱する。
政党交付金の削減が先だとか。段階を踏めとか。少数政党に配慮するような論調を張れば、制度をこね回し、定数を減らしたくない国会議員を利するだけではないか。大新聞の矜恃を持って、議員定数の問題に答えを提示すべきだ。
答えが出せないのなら余りにも、無責任と言わねばならない。政治が何も決められないのではない。メディアがご都合主義を振り回すことが、政治の不信を招いている。
参院無用論も、小選挙区のみにする議論もひとまず棚上げ。まずは大新聞が5減80減案を容認することが、財政危機から、この国を救う一歩だと思うのだが、間違っているでしょうか。Goto

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