天声新語

書写の継続を信じて。
この四月から、入社する新人達が、今月の上旬から、現場で、職場の雰囲気を体験しています。
実社会の厳しさを味わい戸惑う人も。なるほどと、納得、これが実社会かと頷く人も。まずは、キャンバスを真っ白に、謙虚に実社会向き合ってと願う。
報告を聞けば、聞くほどに。逃げないで。負けないで。正面から、ぶつかって欲しい。
我が社では、昨年の8月から、毎朝、朝日新聞の天声人語の書写を全社員に日課にと呼びかけた。
半年は毎日続けなさいと奨励している。本当は、一生続けて欲しいと思っているのだが。
奨励してから。この3月で半年。継続は力と申しますが、毎日、コツコツと、同じ時間に、書写に取り組んだ人と、時々サボった人と。そして、途中で、諦めた人とは、残念ですが、歴然と差が出ました。
書写を半年。欠かさず続けている人からは、文書力がアップした。知っている言葉が増え、文章を早く読めるようになった。最後まで書くと、その日、何かをやり遂げた充実感が湧き、何となく自信が付く。などと、力の実感が報告されています。
研修に入った、新入社員の諸君も、先輩達に学んで、天声人語の書写を始めたと聞きます。
嬉しいことです。書写は、向上心の発露です。日によっては、弱者の側に立つことが正義だとの朝日的思い上がりが鼻に付く、駄作もありますが。概して、季節感を味わい。世相を学ぶことができます。
21日付。朝日朝刊、オピニオン欄に、天声人語を書写する人達に、テーマを与えて603文字を募集する「天声新語」なる企画の優秀作が発表されています。(写真参照)震災から一年が応募者の心に重くのしかかっているのでしょう。テーマの「挑戦」とはそぐわない、震災に思う新語が受賞作となったようですが。
来年のこの企画に、日々、天声人語を真面目に書写する我が社の社員・スタッフから、書写だけではものたりず、自分で天声人語を書いてみよう。そして、天声新語に応募してやろうと思う人が出てくれればと願う。
書写継続によって、文章に親しみ、文章を大切にする社員・スタッフが育つことを、大いに期待しています。Goto
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3/21朝日新聞

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