永くつかう自分

いつの日か。デザイン大賞を。
広告の仕事の醍醐味。それは、クライアントから与えられたテーマに、智慧の限りを尽くし。
人の心に沁みる企画を提案し、それが、形になり訴求者の心を奪い。行動に駆り立てることにあります。
それには、営業。プランナー。デザイナー。コピーライター。カメラマン。媒体担当など、関係スタッフがクライアントの要請に沿って徹底的な議論を交わし、構成を練らねばなりません。
写真は、第79回毎日広告デザイン賞の発言広告の部の「最高賞」受賞作品です。
テーマは「ふるさと」「伝える」「これからの日本」の設定課題と自ら設定し表現する「自由課題」のふた通り。
使い古された「おしゃも」が一本。それをセンターに。右下に、小さく「永くつかう国」のコピー。ただ、それだけ。しかし、これほど、強烈にこの国の姿を表現し、いまこそ美しいこの国を慈しみ大切に使う心を持たねばならない。そんな、気持ちを代弁するデザインはありません。感動モノです。広告の力って素晴らしいですね。
広告の世界に飛び込んでくれた、新入社員の研修が始まりました。
今年は、23名の精鋭です。社会人としての心構え。広告の仕事の立ち位置。そして、我が社の理念。決まり事。ビジョン。方針など基礎的な事を学んでいます。
彼ら彼女らが、いつの日か。毎日広告デザイン賞で「最高賞」を獲得するスタッフの一人として、社会に感動を与える広告を作って欲しい。「君の仕事で、お店が繁盛するようになった」「あなたのお陰で、幸せになれた」と言われるアドマン。アドウーマンに育って欲しい。
そして、「永くつかう自分」だから、焦らなくても良い。自分を大切に使って欲しい。広告の仕事を大切にして欲しいと願う。頑張れ、フレッシュマン達。Goto
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3/22 毎日新聞

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    岐阜にも、有能なデザイナーが、多数おられます。前県政で、様々な試みがなされ、育ったようです。グラフィックデザインの場合は、おっしゃる通り、予算が必要です。すべからく、コスト主義になりましたので、人材が育ちにくい環境にあります。我が社では、人材育成に力を入れていますので、何とか、社会に通用する人材が育って欲しいと願っています。変わらぬご指導お願い致します。Goto

  2. 夏原健次 より:

    いつもありがとうございます。
    景気が良くなりますようにお祈り致します。
    友よ夜明けは近い!
    http://youtu.be/d-9Ciu4ciqY
    全国ラジオ体操キャンペーン!ありがとうございます。

  3. ナガラ より:

    確かかに、良いデザインの雑誌が最近は少なくなりました。
    広い紙面を自由に使いたいデザイナー側と、少しでも広告で埋めたい営業側との葛藤があるのは分かりますが…。
    デジタル化で表現の幅が広がっているはずなのに、レベルが墜ちているのは事実だと思います。
    意外と知られていませんが、岐阜のグラフィックデザイナーたちは過去に二度の黄金期を築いています。
    美濃和紙の伝統からか、全国的にも有名な存在でした。
    世界のビエンナーレで活躍した方もいます。
    もう一度復活してほしいですね。