朝日新聞の理念

ともに考え、ともにつくるメディアへ
朝日新聞社は、慰安婦報道に関する特集記事にお詫びがなかったことなどを批判した池上彰さんのコラム「新聞斜め読み」の掲載を見送った件で・・・・「編集の独立を確保する仕組みや、訂正記事を集めるコーナーの新設など、朝日新聞社が一から出直す決意と方向性を一応示した・・
今後は、連載を再開することで、読者の立場から厳しい目で朝日の紙面を監視する立場に立ちたい」との池上彰さんのコメントを掲載しました。(1/6・朝刊)・・・私は一連の朝日誤報問題で、「池上コラム」掲載を拒否した朝日の姿勢こそが、この問題の本質だと思っています。
池上さんはさすがに大人。潮時をよくご存知。新社長が「理念を明確にし、信頼回復と再生のための行動計画」を発表したことで鉾を収めました。1/30に再開されるコラムにどんなことを書かれるのか楽しみに拝読したいと思います。
行動計画は、愚直に取組んでいただけば良いと思いますが。理念については、朝日新聞社の理念とは如何なるものか。3項目あります。とても重要です。私も確認してみたいと思います。
1・「公正な姿勢で事実に向き合います」(事実に基づく公正で正確な報道こそが最大の使命です。社外からの指摘に謙虚に耳を傾け続けます。事前事後のチェック体制をしっかり構築し、間違いは直ちに正す姿勢を徹底します)
1・「多様な言論を尊重します」(読者とともにつくる新聞をめざします。多様な意見や価値観を紙面に反映するとともに、朝日新聞の記事や論説に対する異論・反論も幅広く掲載するフォーラム機能を強化します。今まで以上に複眼的見方を意識した記事を増やします)
1・「課題の解決策をともに探ります」(よりよい明日をつくっていくために、社会の仕組みや生活に密着したテーマについて幅広く考える情報を提供します。問題の指摘にとどまらず、みなさまと課題を共有し、多角的な視点でともに解決策を探るメディアへと進化させます)
の三項目です。今更、公正な姿勢で・・・だなんて言われると、今までは公正な姿勢でなかったのか?とか、同日の紙面に「保守の保守の」を連呼して保守の論客・京大の佐伯啓思教授のインタビューを慌てて掲載するのが多様な言論の尊重か?とか・・・課題解決策を探るのが理念だなんて言われると・・・・地方議会のいい加減な候補者みたいで軽い理念だなどとか・・・・
嫌みったらっしいことは言うまい。池上彰さんのように大人になって、「ともに考え、ともにつくるメディア」朝日新聞の今後に期待してみましょうか。Goto

コメント