大学改革

地域をデザインできる人材の育成が急務です。
文系の学部は不要ではないか。そんな大学改革が叫ばれ始めた。正直に申せば、私もそう思う。理由は簡単で、昨今の大学生、あまりにも真摯に勉強しないからである。いや、学生時代、学生運動に血道を上げろくに勉強もしなかった私が申すのはおこがましいのですが・・・・
改革の主旨は、勉強しないからではない。実社会と余りにもかけ離れ、役に立たないからである。私は思うんです。生物の世界で産まれてから22歳になるまで、親掛りで学問と称して遊ばせる動物なんて存在するだろうか。するはずがないですよねぇ。
勿論、学研の徒として、学問を極める学生もいます。全てが、太平楽を決め込んで自由な生活を謳歌しているとは思いませんが。理系ならまだしも、文系の学部は余りにも中途半端。実社会に適応した実践的なコトを教えるという改革には妥当性があると思う。
改革の流れと関係があるのかどうかはわからないが。政府は国立大学を3つに類型化し、それぞれ重点的に支援する枠組みを検討している。1・地域活性化の中核となりつつ、特定の分野で世界ないし全国的な教育研究を目指す大学。1・特定の分野で世界ないし全国的な教育研究を目指す大学。
1・国際的スタンダードの下、全学的に世界最高水準の教育研究を目指す大学です。いずれも文系の学部に対しての分類ではないかと思うのだが・・・ある大学の学長は政府の分類を受け「地域活性の中核となる大学」を目指すと決め、「地域に学び地域に返す。地域大学支え合い」をモットーとし、地域のフィールドとして、教育研究をすると、路線を明確にしている。
地域という対象と真正面に対峙して得られた学びや研究方法は、結局は卒業後の就職先の即戦力になるということであろう。地方創生が叫ばれていますが、地方の疲弊は目を覆うばかりです。打開策は地方の産業が活性化する以外にありません。その活性化を支えるのが、地方の大学でなければなりません。
この大学の学長の考えこそ、大学改革の基本ではないでしょうか。地域コミニティーを支えるための新しい町づくり、これまでとは一味違う地域のあり方をデザインする能力を持った人材が育成されれば、地域のみならず、地域の企業にとっても待たれる人材です。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。そうですねぇ。子離れできない親には問題ですね。危険な可能性があることにはいち早く蓋をしてしまう「無菌社会」が、子供からチャレンジ精神を奪っているのではと思っています。その大きな要因がメディアの潔癖主義ではないでしょうか。Goto

  2. 風来坊☆ より:

    今の高校生は近場の大学を選び、合格し、入学します。
    つまりは4年間+18年間、地元で過ごします。
    大学は地域と一体になり、学生を地域外に出さず、就職させます。
    地域の中核を目指すというより、必然的にそうならざるを得ない環境があります。
    にもかかわらず、文科省はグローバル化を掲げているので、2016年4月に全国で国際学部系の新設が多くあります。
    多くの大学で、留学必須とありますが、今の内向きな学生が多く、外を見ようとしない時にそぐわない政策もとっています。
    地域の中核になる学生もつくり、創造性豊かなグローバル人材もつくる。
    多様性が必要になりますので、これは18歳から言っても意味がないので、義務教育からディベート含め教えて欲しいものです。
    今の学生をつくり出した一番の理由は、親の子離れ・子どもの親離れ!をしない事これにつきると思います。また話がそれ失礼いたしました。