戦うに時があり、和らぐに時がある

暑く、熱い8月が終わります。TBSのドラマ・レッドクロスにいたく感動しました。
2015年の8月が終わります。この夏は一際暑い日が続きました。35度を越す真夏日や熱帯夜に連日悩まされましたが、暑さだけではありません。戦後70年。14日の安倍首相の「談話」、15日の終戦記念日に「深い反省」を述べられた天皇陛下のお言葉・・・・
盆休みも返上して連日論戦が繰り広げられる国会での安保法制議論。法制に懐疑的なメディアも推進派も、戦争を「忘れてはならない」と連日特集を組み、様々な角度で、戦争の実態を語り継ぐ懸命の訴えをしました。私はTBSが60周年記念で制作された「レッドクロスー女たちの赤紙ー」(赤十字)が心に沁みました。(ネットで観れるといいですね)
戦後70年という「時」は実に重い時間ですが。国民の90%が戦争を知らない。和らぐにはまだまだ時が必要かも知れません。その意味でも暑い(熱い)8月であって良かったと思います。
曽野綾子さんが幻冬社新書から「人間の分際」を上梓しました。
第2章「人生の本当の本当の意味は苦しみの中にある」の一説に
聖書から引いた「すべてのものは適切な時期がある」の項を紹介しています。
・・・・すべてのものに時期がある
天が下のすべてのことには季節がり、すべてのわざには時がある。
生まれるに時があり、死ぬに時があり
植えるに時があり、抜くに時があり
殺すに時があり、癒すに時があり
壊すに時があり、建てるに時があり
泣くに時があり、笑うに時があり
悲しむに時があり、踊るに時があり
石を投げるに時があり、石を集めるに時があり
抱くに時があり、抱くのをやめるに時があり
捜すに時があり、失うに時があり
保つに時があり、捨てるに時があり
裂くに時があり、縫うに時があり
黙るに時があり、語るに時があり
愛するに時があり、憎むに時があり
戦うに時があり、和らぐに時がある。
戦後70年。戦いの傷は未だ癒えず、和らぐためにはまだまだ、暑く、熱い時が必要では・・…と感じた8月でした。Goto

コメント

  1. 風来坊☆ より:

    戦争は忘れてはいけないです。
    今後してもいけないです。
    嘘を真実のように後世へ伝えることもしてはいけないです。