クロネコの主張

創業者の気骨を脈々と受け継ぐ、企業姿勢に敬意を・・・
11/12・朝刊各紙に掲載されたクロネコヤマトの意見広告(写真参照)ご覧になりましたか?
お読みになってどう思われますか。私は、時の運輸省・郵政省と闘いながら宅急便の仕組みを作りあげたヤマト運輸の故小倉昌男社長を思い浮かべます。
HICの沢田さんが、国策の二大航空会社制に敢然とチャレンジし、今で言う「格安運賃の航空会社」を立ち上げた折、戦地に向かう兵隊さんへの握り飯代だと、支援した小倉さんの気骨、精神にいたく感動したのを鮮明に思い出します。
物流業は、許認可事業。お上に逆らわないモノですが、小倉さんは、顧客のための便意性を追求せずして、何が事業がと、郵政省の郵便法で保護される規制の矛盾に敢然と立ち向かい、世界に冠たる「宅急便」制度を作りあげました。私は小倉さんのような方がソニーやホンダの創業者と並ぶ日本の経営者の鏡ではないかと思って、尊敬しています。
小倉さんが亡くなられて・・・10年。その気骨は、後継者達に脈々と受け継がれている。そんな証が、上場したにも拘らず、既得権益を保護しようと不合理な規制を緩めない総務省の対応を批判する意見広告です。
私は安倍政権の新三本の矢(中核は経済成長)を正しい政策だと評価しています。しかし、矢の中核であるGDPを600兆円にするには、法人税率の20%台への早期引き下げ(先日総理は言及しました)とによる海外からの投資を呼び込むことと、
もう一つ、大胆な規制緩和が重要です。安倍政権にはぜひ、既得権益にメスを入れて欲しいと思います。ヤマト運輸が主張する競争原理を欠く不公平は理解できます。手始めに、不合理な規制を解除して民間の活力を引き出して欲しいと願います。小倉さんも草葉の陰で歯ぎしりしておられるのではないでしょうか。私はクロネコの主張を支持します。Goto
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11/12朝日新聞

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