鹿捕獲策に柵・・

鳥獣達と環境派の人間が高笑いですって・・・・日本って本当に平和な国ですね。
過疎化とはこういうことか?里山が壊れ、人が居なくなる、もしくは、山の手入れなどに十二分な働きができない高齢者ばかりになると鳥獣にとって脅威がなくなる、そうなればその地は鳥獣達の天国となりやりたい放題が罷り通るのは必然です。
北陸地方。福井県は鹿の繁殖が異常で04年に約1万6000頭だったのに推定生息数が2013年3月時点で約3万5000頭に急増。農作物を喰い荒らし、樹木の皮を剥ぐなど被害が拡大している。理由は暖冬で雪が減り、小鹿の死亡率が下がったことと・・・
狩猟者が高齢化で極端に減ったこと。全国の狩猟者数は1970年の免許所持者は53万人だったが12年度の所持者は約18万人に減少、60歳以上が6割と高齢化が進み、10年後にはベテランの狩猟者が地域にいなくなる恐れもある(読売11/12・朝刊)・・・
福井県の鹿の急増に「びっくりポン」の石川県。取った策が、県境約50キロのうち鹿の食害が確認されている石川県側に補正予算5800万円を組んで、24キロに渡り、高さ2メートルの柵を設置、福井側から越境する鹿を罠を仕掛けて捕獲する策(くどいね)を展開・・・
ちょっと待て・・・そんな策を施せば、「鹿がさらに繁殖してしまうではないか」と福井県が息巻く。「そもそも石川県には鹿の生息は僅かしか確認されていない(1078年・環境省調査)・・14年で2800頭、12年の調査の2,5倍・・・福井県が対策を講じないから迷惑しているんだ」と石川県。
そんな応酬で、棚が棚上げされて、1年。「一大繁殖地にとなっている福井県での鹿対策の成否が北陸全体に影響する。一刻の猶予もならぬ。両県が共同で生息範囲や移動状況を調べて情報を共有し、統一した捕獲計画を立て実施すべきで・・・
広域で活動する鹿対策には自治体間の広域連携が必要」だと専門家は言う(当たり前ですよねぇ)・・鹿に県境がわかるわけでもあるまいし・・この喧嘩に・・しからばと・・・環境省が乗り出して調整に入るそうですが・・しかめっ面で成り行きを見守っているのが、被害にあっている過疎地の高齢住民・・・・
人間達の下らない縄張り争いを「馬鹿だねぇ」笑っているのは鹿ばかりではなく・・イノシシ、猿、熊、カモシカ、うさぎ、リスとそして馬たち。そして「日本の自然は素晴らしい」と喜ぶのは動物愛護団体と環境派と称する人達ですって・・・日本って、本当に平和な国ですねぇ。Goto
追伸
写真は、石巻日日新聞に掲載された、宮城県石巻地方でのシカ被害の記事です。
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11/10石巻日日新聞

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