春・盛夏・猛暑・秋・冬の5季時代にどのように働くか?
月・月・火・水・木・金・金・・・これが「旧日本海軍」の1週間です。
戦時中、猛烈な勤労・訓練・戦闘の日々を象徴的に表した言葉です。
誰もが休まず働くことが「美徳」・・「休む暇などなく働いている」
という誇りと覚悟を込めて使われました。
もちろん、がむしゃらに働くことを奨励するわけではありません・・
人それぞれです。自分のライフスタイルに合致した働き方をすべきです。
週3日働いて余暇を大切にする人も、1週間まるまる働き高収入を得たい人も
「尊重される人生観」です。働きたい人が働ける社会こそ、健全な社会ではないでしょうか。
私の持論です。「人間は働くから人間である」と思っています。
旧約聖書では、神が人間に「労働」を与えたのは「罰」ではなく「使命」です。
マルクスは「労働を通じて人間は自己実現をする」と労働を人間の本質的行為と捉えています。
働くことはもちろん、生活手段ですが、自己肯定感を得る。社会とのつながりを持つ。存在意義が持てる。などを感じることができる根源的な行動です。
「働くこととは生産することである」と思っています。
生産とは物的な生産ですが。それだけではない。医療・教育・福祉、もちろん広告などのサービス生産もあります。芸術とか教育とか精神的な生産も、
仕組みや組織を動かす組織的生産も、地域への貢献、ボランティア活動などの
社会的生産もあります。生産するから人間である。と言って良いでしょう。
「働く」ってことは「他者に価値を届けること」であり「自分の存在を社会に返すこと」だと思っています。自分の仕事が「働く」に相応しい仕事であるか。
私は「広告の力」で地域を元気にする。日本を元気にすることが自己の存在意義を社会に問うことだと思って、この仕事に誇りを持っています。
日本には四季があります。いや、ありました。今では「四季は崩壊」過去と
言えるかも知れません。春・夏・夏(盛夏と猛暑の二つに分ける)秋・冬。夏が長くなり二つに。五季の時代ではないでしょうか。
大方のビジネスモデルって、大概が四季に沿って成り立っています。
アパレル企業はその最たるモノです。この変化に遅れをとると、冬用の
厚手の季節衣料に固執、売れないモノを生産することになります。
季節に敏感なアパレル業界では「1年の半分近くが夏になった。夏物衣料の開発が盛んになった。吸水速乾の機能性素材が取り入れられ、熱中症リスク軽減をうたう夏向き商品が発売」されています。季節を軸にしたマーケティングから気温の変化に対応した商品提案に凌ぎを削っています。
暑くて長い夏や短い秋冬に対応した商品開発は、斜陽が叫ばれていた
アパレル企業にとっては新たなビジネスチャンスとなります。
それをモノにできるのは、経営者や従業員が「勝機」と捉えて、
同業他社の何倍も働いて努力する必要があります。
働き方は多様になりましたが。
ここぞという時(季節が時代が変わるとき)に、寝食を忘れて働く人材が揃っている企業でなければ、生き残れないと思うのですが・・古い考え方でしょうか?Goto
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