ジェンダーギャップ・118位は恥だ・・・

国政・女性候補者のクオータ制の実施から。

男女平等ランキング。WEF(世界経済フォーラム)は2025年版「ジェンダーギャップ報告書」を公表した。評価対象は前回より2カ国多い148カ国。
日本は前年と同じ118位だった。去年より何かが劇的に変わったわけではない。
この順位は当然だろう。

審査の内容は、政治・経済・教育・健康の4分野14項目について
男女平等の度合いを指数化。値が1に近いほど格差が少ないことを示す。
日本の総合指数は0.666で前回と同じ。女性閣僚が少ないなどで、
政治分野が125位(前年113位)。スコアは0.085。これが低すぎる。顕微鏡で見ないとわからない数字です。ちなみにですが、女性首相が誕生しない限りは数値は上がらない。だから、それまでは、ズーッと政治の分野で下位。
よって総合順位はなかなか上がらぬ。

経済分野・前年の120位から112位に。JALの社長が女性になったことで8位上がったのかな。でも管理職が依然として低いからねぇ。教育分野は去年の72位から66位にアップ。私的には、数値の基準がわからないが、女性の高学歴率、まだまだなのでしょうかねぇ?66位ってことはないでしょうが?

それと健康分野。これは0.973です。それでも50位。女性の平均寿命・85歳です。世界一です。長生きは健康ってことでしょ。それなのに・・・50位って正確な指標?値なのでしょうかねぇ?ムキになりたくはないのですが。

林官房長官。日本が前年と同じ118位に「依然として我が国の男女共同参画の状況が諸外国と比べて遅れていることを示すもので、謙虚に受け止める」と記者会見で述べるが。前のその前のその前の前の官房長官も同じコメントを繰り返している。ということは、このWEFの報告書を真剣に捉えていないってことです。

ひょっとしたら、私と同じように。正しい評価かどうか、疑っているのかもしれない。だってです。教育分野が6位アップ。経済が8位アップ。健康分野も8位アップで、政治が2位下がっただけなのに総合で118位っておかしくないですか?
WEFって信頼できるのでしょうか?

官房長官的に言えば「諸外国の順位もほとんど変わっていない。諸外国ではこの報告書を問題視しているのか?日本は健康・教育・経済の分野で努力しているが、政治だけで順位が下げられているようでは、正しい評価かと疑いたい」となります。ってことに。

私は思うのです。メディアが年中行事的に記事にしているだけで、
本気になっていない。ここが一番の問題です。世界で118位なんてことが恥であると思っていない。そこが、ジェンダーギャップ報告書結果の最大の問題ではないか。

だってです。国政選挙で政党の女性候補者をクオータ制することだってだって、メディアがその気になってキャンペーンを張れば、できないことではない。やらないだけです。Goto

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