ソニー研究陣の心意気に敬意を表す・・・
机の下の研究ってどんな意味かご存知ですか。
アンダーランドラボのことです。表だってはできないが、
それでもやらねばならない研究を闇の中で続けるってことです。
12年間、上層部の目を盗んで、どうしてもやりたい・・・
アンダーランドラボを続け・・再び陽の目を見たのが・・
ソニーの家庭用犬型ロボット「aibo」です。
多少尾ひれが付いていると思うのですが・・・業績不振に喘いでいたソニー。
かつては「ウォークマン」や「映画」・・戦後日本の復活の象徴企業です。
アイボは1999年に発売された。ベンチャー企業、革新のソニーを印象付けたのですが
2000年代に入って業績が悪化。2004年度から10年間赤字が続き・・
経営立て直しを余儀なくされ、06年にはアイボの生産を中止してしまったのです。
私の持論ですが、ソニーが凋落した理由は・・・国の規制だと思っいます。
一例を挙げれば、インターネット時代を先駆けようとしたソニーに、
通信の側から徹底的な規制をハメ、自由な競争をさせなかった・・
既得権益と省益を守らんがための規制です。ソニーだけではない。
その結果、日本の通信事業は取り残され、米国に全てを握られてしまったのです。
それでも、ソニーは12年に就任した平井一夫社長が「選択と集中」政策し、
画像センサーや家庭用ゲーム機の分野が成長、業績はV字回復・・
18年3月期連結決算で最終利益は過去最高の3800億円を見込んでいる(読売1/12)
回復を受け・・・ソニー本来の姿勢「感動をもたらし、
好奇心を刺激し続けることに存在意義がある」とアイボが復活した。
その復活の裏には・・幹部の目を盗んで「アンダーランドラボ」を諦めず続けてきた
熱い男たちがいたこと、そこにソニー研究陣の凄さがある…
私は動物を飼うことが苦手で、今迄に一度も手元に置いたことがないのだが、
ここは一つ、ソニー研究陣の心意気に敬意を表し・・新型「アイボ」をと・・
思っている。戌年ですしね。Goto
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