終戦記念日の提案

驚きました。広島・長崎に原爆が投下されたこと知らない日本人が・・

終戦から80年。今日は終戦記念日、今年もまた、正午に黙祷をします。
メディアは一日中、戦争について報じます。
果たしてそれだけで良いのだろうか・・・

団塊世代の私も含め、日本人の90%以上が戦争を知らない世代になった。
かつての惨禍を体験した人たちが減少する中、世界では再びきな臭い空気が蔓延する。遠い話ではない。中国は台湾海峡で圧力を強め、北朝鮮は核保有国を宣言し、挑発的な行動を繰り返している。

ロシアは国政秩序を踏みにじり、ウクライナ侵略の手を緩めない。
米国も「自国第一」を掲げるトランプが関税を振り翳し、世界を混乱させている。こうした状況を前に、先の参院選が示したように、ポピュリズム政党の台頭や右傾化が進み、軍備を求める声も大きくなっている。

確かに周辺国の動向を見れば、国防の現実は無視できない。
しかし、筋金入りの平和主義者である私は、軍事力に依存する道は誤りだと考える。

2度と過ちを犯さない。戦争をしない、反戦主義を貫くには平和の価値を国民が深く理解し、未来の世代へ継承することが不可欠だ。そのために最も効果的かつ具体的な政策は、小中高生が必ず広島・長崎の原爆資料館を訪れ、被曝の現実を学ぶのを義務付けることである。そうです。義務化するのです。
もちろん、国がその予算を用意するのです。福祉予算を割いてでも。

写真や映像、教科書の記述だけでは伝わらない衝撃と事実がそこにある。
焼け爛れた町。命を奪われた人々の遺品、残された言葉・・・
それらは感情を揺さぶり、戦争の愚かさと平和の尊さを肌で理解させる。

単なる、観光や行事ではなく、事前学習と事後討論を伴う体験的な教育にすれば、この経験は一生の記憶となるだろう。平和は与えられるものではなく、守り続ける意思と行動があってこそ維持される。

戦争の悲惨さを知らない世代が圧倒的になった今こそ、
国家として記憶の継承に責任を持つべきである。全ての子どもたち広島と長崎に学ことは未来の日本を戦争から遠ざける最も確かな投資であり、真の安全保障の礎となると信じる。

終戦記念日としての記念行事を否定はしないが。形骸化しているは事実である。
ここらで、喝を入れねばならないと思う。
乱暴だが。私は敢えて、日本のすべての小中高生が広島・長崎の原爆記念館を訪れることを義務化すべきだと提案したい。Goto

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