東京五輪金メダル30個

今こそ「つくりかえる」覚悟を!
忘れていませんか。経った3ヶ月で、と私は問いたい。
平成から令和に……あの4月、5月の狂騒はなんだったのか。
世の中を「つくりかえる」時が来た、古いしきたりをぶち壊し、新たな時代を構築する。
日本中がそんな期待と申しますか、高揚感に包まれていましたよねぇ。
それが、たかだか3ヶ月で霧散、日本人の習性なのでしょうか。
それとも、そもそも、メディアが煽った蜃気楼だったのでしょうか。
右を向いても左を見ても、誰もが時代の変わり目に、自分も含め、社会も
所属する組織も「かわらねば」……なんて思ってたハズなんですが、
そんなことあったのかと思うほどに忘れ去られたようです。
私は思うのです。忘れた人はそれはそれです、
でも、このチャンスを自分のモノにした人だけが、
新しい時代を掴むことができるのではないでしょうか。
一つ例を上げます。
JOCの会長に就任した山下泰裕会長。彼が会長に就任するのは、
歴史の必然なのかも知れませんが、実は偶然です。
東京五輪誘致に不可思議な事件があったのではと、国際的に問題となり、
会長だった竹田恒和氏が批判の矢面に立ち、辞任しました。
あれだとて、誰かが泥を被れば済むことなのに。
だって公然の秘密でしょ。誘致に饗応があるなんて……
何を綺麗ごとを言っているのか。スケープゴートにする意味がわからない。
でも、JOCのトップなんていう権威の塊が、一介の柔道家に落ちてきた。
これって「かえる」チャンスじゃないですか。
山下会長がそのことをはっきり理解しているかどうかは知りませんが。
東京五輪の金メダルは30個取れる。取るのがJOC会長の使命である。
そうならねば、会長の椅子に座った意味がない。そんな内容のコメントを
日経のインタビューで述べています。そうなんです。「つくりかえる」とはそういうことです。
次の時代を担う人の覚悟です。
私は思います。今どの位置にいようが、どんな役割を担っていようが、
自分自身も含めて「つくりかえる」勇気を持った者が、
新しい時代をつくれるのです。流されてはダメです。
今こそチャンスです。山下会長のように、覚悟を決めて「つくりかえ」ねば。Goto

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