帰宅部で、新進の女流作家の魅力に取り憑かれ、面白い小説が溢れています・・・・
どうなってしまったのか・・・生活のリズムが完全に狂ってしまいました。
理由はもちろん、コロナ自粛のせいです。
夜の宴席が全くなくなりました。ですから、1年半近く「帰宅部」です。
伝書鳩のように、所定の時間に帰宅します。
社会人になって50年・半世紀です。企業戦士を自認して生きてきたのです。
たまには自宅で食事をすることもありますが・・昼夜を問わず仕事です。
ましてや、夜の会食は人間関係を築く掛け替えのない時間です。
それが・・・高齢者はコロナ死の確率が高いとか、重症化すれば、
医療機関が逼迫しているのに迷惑になるだとか、散々脅かされ、
いつしか、自室に一人でいる時でもマスク着用、ちょっと外出すれば、
手洗いに消毒、数人で会っても、何となく距離を置く・・・
初対面がリモート会議では親近感も湧かないし、会話も弾まない。
そんなストレスが溜まる生活が1年半です。それがです・・・緊急事態も
マンボウも解除、宴席も可能になったのですが・・・若い人たちは・・
直ぐに元に戻るのでしょうが・・・高齢者に弾力性はない。
それと人間は習慣の動物です。ストレスが溜まることに慣れてしまったようで、
億劫になってしまい。驚くほど出不精に変質してしまいました。
自分でもびっくりです。老人の1年半は長い。老化とはこんなところに忍び寄ってくるのですね。
ですが・・・夜の過ごし方、帰宅部で何が身に付いたかと申しますと、
小説を読むことです。本を読むことは居ながらにして別世界に連れて行ってくれます。
ポッカリと夜時間が空くのです。本を読むのが習慣化すれば、それで良いのですが。
難しい本は朝の時間を利用して・・・簡単とは申しませんが・・帰宅部としては・・
最近・若い女性作家が注目されています。彼女たちの小説を読むのが楽しみです。
二人お勧めです。一人は柚木裕子氏の作品です。警察物・検事物・囲碁・将棋物も
どんなジャンルもサスペンス風で面白いです。
それと、原田マハ氏です。ラブストーリー大賞・山本周五郎賞・新田次郎賞など、
実了派です。カルチャーライターとしても活躍、その影響ですね。ゴッホとゴーギャンを
題材にした「リボルバー」はなかなかです。
てなわけで、夜の宴席は卒業して、帰宅部委員として、新進作家も含め、
活躍する女流作家の作品に楽しみを見つけてしまいました。
生活のリズムが狂ったのは・・・・どうなんでしょうかねぇ。Goto
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