高齢者を優遇し過ぎる「弛緩した社会」が問題ではないでしょうか・・
私は古希を3つも上回ります。後期高齢者に手が届きそうです・・・
でも、コロナ禍であり、病気もし、不況の波に飲まれた2020年を消しゴムで
消してしまいましたので・・・まだ、後期高齢者まで3年あると思っています。
生涯現役・・・「人間は働くから人間である」それが私の人生観であります。
働けるうちは馬車馬のように働かねばと気合十分です。
テレビのニュースを見ますと、五輪選手の活躍ぶりには勇気をもらいますが・・・
熱中症で何人が倒れたとか、搬送されたという暗い話にはウンザリです。
それも、搬送された大半が高齢者って言うじゃないですか・・私もそのひとりですものねぇ。
この地方ですが、連日35度以上になります。猛暑は今年に限ったことではありません。
例年のことです。昨年は熱中症以前にコロナの重症者が溢れる報道が連日でしたので、
あまり熱中症のことが話題にはなりませんでした。今年もオリパラでニュースになっては
いませんが・・・涼しいところで、水分を多く取って、五輪を楽しめ・・・とは
リタイアした高齢者の猛暑予防対策でしょうか・・・
高齢者と一概に括ることはできません。私の先輩たち、喜寿・傘寿・米寿を迎えても
元気で第一線で指揮をとっておられます。還暦・古希を過ぎたばかり、頭も身体も
しっかりしているのに、仕事も無く家でブラブラしてる御同輩も結構多いです。
この4月・65歳までの雇用を確保する義務を定めた「高年齢者雇用安定法」が
改正、70歳まで働く機会を確保することを罰則のない「努力義務」として
課します。「70歳までの定年制引き上げ」「定年制の廃止」・・などの項目のうち
いずれかの措置をとるよう努力する義務が生じます。
少子高齢化・人口現象、働く意欲のある高齢者が活躍できる環境を整えるのは
焦眉の急であります。この改正をどう捉えるかは雇用側の裁量に委ねるのは中途半端です。
政府は「努力義務」を外し、罰則規定を設ければ・・・つまり現状置かれている状態を
打開しようとすれば、たちどころに70歳定年は実現します。
問題は、高齢者の側です。70歳までは現役で働く覚悟がなければ・・・
高齢者を優遇し過ぎの「弛緩した社会」では政府が危機感を持って70歳定年に踏み込んでも
高齢者が付いてこられないのではないでしょうか・・・
「人間は働くから人間だ」とは思わない風潮が心配です。Goto
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