今こそ戦争について考えよう。

KADOKAWA出版社に潔さをみました。
5/9・・・ロシア・プーチン大統領、対ドイツ戦勝記念日、演説をしました。
どんな内容か、世界が固唾を飲んで聴き入りました。
ひょっとしたら、ウクライナ戦争の終熄を宣言するかもとの期待も心の隅に。
でも、祖国の勝利を祝い、犠牲者を追悼し、平和を祈念する日にも拘らず、
侵攻はナチズムに対抗するためである。唯一の正しい決定だった。
兵士は祖国を守るためにドンバス(ロシアの地だと強弁)で戦っている。
と、戦争を正当化したつもりの大見得です。主権国家に一方的に侵略しながら、
このような独善的な主張を許すわけにはいかない、と私は力んでいますが。
聞くところによりますと、ウクライナ政権を倒し「勝利宣言」するハズだったとか。
戦果をアピールすることもできず。テレビ映像ですが、映し出されたその姿に
精彩がないと思ったのは私だけではなさそうです。
英国防相によれば、ウクライナの死者は数万人規模。ロシア軍の死者も1万5千人以上に
達している。負傷者は双方で更に増え続けていると。戦争とは人を殺し合うことです。
いかなる事情があろうが人を殺すことはあかん。戦争はあかんのです。
しかし、プーチンが戦争を正当化しているってことは、戦争が終わらない。
長期化するってことです。欧米はウクライナに武器や軍事情報を積極的に提供しています。
簡単には敗北しません。このまま続けていても双方に犠牲者が増えるばかりです。
戦争はあかんのです。この戦争を止めることができるのは、ゼレンスキー大統領でも
欧米諸国でもありません。プーチンが侵略を止めるしかないのです。
5/10・・・プーチンの演説を見計らったかのように。KADOKAWAが
「今こそ戦争について、考えよう」と戦争を題材にした9冊の本の紹介広告(写真参照)を
掲載しました。そこに付けられたコピーは・・・KADOKAWAの創業者・故角川源義氏が
1949年・角川文庫廃刊に際して「先の大戦の敗北について」出版人としての
忸怩たる思いを語っています。紹介します。
第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、
私たちの若い文化力の敗退であった。私たちの文化が戦争に対して如何に無力であり
単なるあだ花に過ぎなかったかを、私たちは身を以て体験し痛感した。
西洋近代文化の摂取にとって、明治以降八十年の歳月は決して短すぎたとは言えない。
にもかかわらず、近代文化の伝統を確立し、自由な批判と柔軟な常識に富む文化層として
自らを形成することに私たちは失敗して来た。そしてこれは、各層への文化の普及浸透を
任務とする出版人の責務でもあった・・・・
KADOKAWAは戦争について考え続けること、
考えることをやめないことを提案します。・・・・と。
これでこそ、出版社です。文化人です。
先人の意を受け戦争を肯定する出版だけは発行しないで欲しいものです。Goto
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