俳句の日

豪雨と猛暑が続きますが暦の上では立秋です。
「盆踊り災厄祓え父母祀る」
3年ぶり・夏の風物詩・「郡上おどり」が開催されています。
13〜16日は徹夜おどりで浴衣姿の老若男女が夜通し(1時まで)踊り明かしました。
盆踊りはお盆に戻ってきた先祖の霊を慰め、送り出すならわしです。
鎌倉時代・武士の間で広まった厄祓いと戦死した死者の鎮魂を願う念仏踊りが
祖先を祀るお盆の風習と結びついて定着しました。
「郡上おどり」は日本一長い盆踊り。7月中旬から9月初旬まで、33夜にわたり
輪踊りを行います。私の大親友・郡上・大和の出身、シーズンになると、
下駄を履き浴衣を着てそそくさと踊りの輪に。数回誘われ輪の中に・・そんな彼が逝って10年。                 
                         
                        
                        
                           
「足を上げ下駄を鳴らした友偲ぶ」
                   
                         
                          
                       
日本人って語呂合わせが大好きですね。                
今日は8月19日「8(は)19(いく)」で「俳句の日」です。       
俳句は5・7・5の17音を定型とする、世界で最も短い詩です。        
季節を示す「季語」を詠み込めば俳句です。
季語は季節の息吹を愛おしみ、慈しんできた先人からの贈り物です。
私は手紙派ですから、どんな季語を手紙に織り込むかは楽しみです。
最近はメールです。季語など無視ですが、メールでもひと言添えたいものですね。
盆踊りも下駄も夏の季語です。季語は一つで良いのですが。
「甲子園ジョッキ片手に枝豆と」これなんぞ、甲子園は高校野球で夏。
ジョッキはビールで夏の飲み物。枝豆はアルコールから肝臓を守るサポニンや
メチオニンが含まれるため、ビールに枝豆は理に適したベストコンビです・・
でも暦の上では秋となる8月中旬が旬のため「枝豆」は秋の季語です。
ということは、この句は定型破りでめちゃめちゃってことです。
でも私は思うのです。あまり難しく考えないで、詠めば良いと。
「子規に虚子徒然に詠む俳句の日」
この句・季語は何でしょうか。俳句の日は8月19日ですから、
8月19日は二十四節気では立秋です。ですから「俳句の日」は秋ってこと。
ことほど左様に俳句は自由詩だと私は思います。Goto

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