政府の舵取りは難しい局面ですが・・国民は愚にして賢なりです。
どなたも実感されていますね。私も身に染みて感じています。物価高です。
滅多に行かないのですが、10月の三連休、家人と近所のスーパーへ。
びっくりです。えっと思うほどに食料品が値上がりしていました。
これでは、いくら従順な国民でも・・・政府に怒りの矛先を向けますよ。
なんせ、「新しい資本主義」は分配と成長なのに、成長は物価高で、分配はなしです。
人には限度というものがあります。10月に本格化した物価高は、分配がないままなら・・
家計の圧迫に直結です。
「岸田なにもし内閣」の支持率は危険水域を突破、年内には政治不信が沸点に
達するのではないかと思います。物価高の要因はいくつもありません。
日銀が金融緩和を続ける限り、円安は収まりません・・円安になれば、輸入額が
跳ね上がります。資源のない国です。物価が上がるのは必然です。
政府は円安の功罪を考えろ。輸出による「功」を知るべき、円安の恩恵を得ている企業が
1万件あるなどと申していますが・・・そんなピントのボケたことを言っているようでは
どこを見て政治をしているのかと言わねばなりません。
コロナ禍で最も疲弊した観光産業。全国に点在、裾野が広い分野です。
ここに火をつけたいと国民割を実施しましたが、これも準備不足、
複雑な書類の提出を求める官僚的仕組みと、中途半端な予算額で混乱が生じています。
どうせやるなら、デジタル化すれば良い。でないと今までと何も変わらない。
それと、原発の再稼働どうなっているのでしょうか。
原油の高騰は物価高の直接要因です。電気代の値上がり、去年の2倍です。
これをなんとかするのは政治ではないですか・・・7月12日に原発9基を稼働させると
岸田首相は言明しました。未だに検討会が始まっただけでその兆候すらない。
反対派はどんなに議論しても反対なのです。
「反対意見を言わせるのはガス抜きの場でしかない」
「電源が足りないなら原発を再稼働するしかないというのは、国民への脅迫だ」
「電力会社が設備投資の多くを原発に使っているから再生可能なエネルギーなど
他の電源の整備が遅れるのだ」などというが・・・原油の高騰には触れない。
そんな反対のための反対に怯えて、再稼働に踏み切らない政府の弱腰。
政治とは理想と現実の狭間を縫って行くものです。
物価高という国民生活に直結する現実に対応できないでは政治とは言えない。
政府を批判しているのではない。国民の怒りの矛先がジワジワと
政府に向かっていることに気づかない政府がじれったいのです。
国民は愚にして賢なりであることを忘れてはなりません・・・Goto
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