コオロギ粉末入りの食品を食べるのが日常になるかも・・・
国連の予想では、世界の人口、21年に比べ26%は増え、
50年段階で100億人に達するとしています。となりますと、そのタンパク源を
どう確保するのかが大きな問題になります。
そこで注目されているのが・・・昆虫です。
昆虫食などと聞くと、えっ・・思うのですが食用コオロギの粉末が
タンパク質を豊富に含み、牛や豚に比べて飼料を少なく抑え、環境への負荷も
小さいとして研究開発が進んでいます。
昆虫食の世界市場規模は19年度では70億円ですが・・ロシアによるウクライナ侵略などで食料自給への関心が世界的に高まっています。25年度には100億円規模に拡大するのではないか。そんな予測もあります。
通信・センサーを活用できる。電話局に使われていた密閉されたスペースが空いているなど好条件が揃っているNTT東日本が・・スタートアップ企業と組んで食用コオロギの生産支援に本格的に参入しています。
食用コオロギは室温約30度の場合、1ヶ月程度で成虫に育つ。
約50センチ四方の飼育箱1個で約1000匹が育つ。
NTT東日本は遠隔制御による室温の自動管理や水やりの自動化などに取り組み
飼育を効率化させ、生産量の拡大につなげる方針だそうです。
国内では・・良品計画が「コオロギせんべい」を発売。
JAL傘下の格安航空会社は昨年7月、コオロギ粉末入りのハンバーガーなどを
機内食に採用。また冷凍食品のニチレイは昨夏、昆虫食の開発を視野にスタートアップ企業に出資しました。
NTT東日本の「昆虫食」本格参入で、昆虫食ブームが来るかどうか・・
まだ不透明ですが、今後が注目されます。
直接的に昆虫を食べるとなると・・日本ではなかなか抵抗があるかも知れませんが世界的には・・・コオロギ以外の昆虫でも飼料やペットフードの開発が進んでいます。食用まで含めると世界市場規模は30年には約1兆3000億円には膨らむだろうとの見通しもあり、日本の商社が一斉に動き始めました。
住友商事は出資するシンガポールの新興企業から「アメリカミズアブ」という昆虫飼料を輸入、23年度中に国内で販売を開始します。丸紅も仏の企業と共同でマダイやブリといった養殖魚向け飼料の研究開発に乗り出しました。日本でも長崎大が「ミルワーム」という昆虫の幼虫を育成しています。
私的には・・・農水省とは申しませんが。政治の無策によって
生じている膨大な休耕農地を何とかすべきではないか。農業の工業化、
あるいは法人化を進めれば、食料の自給率が上がるのはもとより、
世界に食料を供給できるのではないか。
そんな風に思うのですが・・・効率や合理性を考えれば・・・
昆虫食が急増する世界人口に適していると言われれば・・
それもそうだと思わざるを得ません。そんなに遠くない時代、
昆虫由来の飼料で育った魚や肉を食べる。昆虫そのものを加工した食品を
日常的に食べる時代が来るのでしょうねぇ・・・Goto
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