神様に土壁の高さを低くしてもらってはどうでしょうか。
三重県・無形民俗文化財・・・桑名市の多度大社で毎年5月に開催される
「上げ馬神事」に対して県は近く口頭で改善を指導する方針だそうです。
神事は武者姿の若者を乗せた馬が急坂を駆け上がり、頂上にある高さ
1.5〜2メートル程度の土壁を乗り越えられるかどうかで、農作物の出来を占う。約700年前の南北朝時代が起源です。
県が問題視したのは・・・坂を駆け上がる馬を鼓舞するため、氏子の担当地区の
人たちが出走前に法被やロープで叩いたり法被を振り回したりする行為です。
県職員らが監視していて目撃したそうです。
なぜ、馬を興奮させると問題なのか。そうです。「動物虐待」だからです。
桑名市が上げ馬神事の模様をツイッターで紹介すると・・・その後、千件以上の
コメントが寄せられ、大半が左前脚を骨折した馬を殺処分したこと、
急坂を上らせ高い壁を乗り越えさせる際に馬を叩くことに対する批判でした。
県にも同様な批判や意見が全国から約千件寄せられたと。
あなたはどう思いますか。かわいそうですよねぇ。
この神事は氏子組織「御厨」の6地区の馬がそれぞれ3回ずつ計18回
高い壁に挑みます。馬はそれぞれの地区で、この日のために、飼育され、
訓練されています。氏子たちの負担もなかなかですが・・・神事ですから。
県食品安全課の動物愛護担当は「関係者に多くの批判が寄せられたことを
報告したい。改善なくして神事を続けることは難しく、市民の理解が必要だ」と
悲痛な思いを語る。実は県も困っているのです。
県の教育委員会は2011年、動物愛護の精神に反する行為の根絶を勧告。
御厨では馬に必要以外の薬物や興奮剤の注射を与えず、乗り子以外は
竹や棒などの道具を不必要に持たないよう、申し合わせをしていました。
大社側も「虐待行為があってはならない。関係法規を守り、歴史的価値や
文化的価値が損なわれることのないよう努める」と殊勝です。
もう10年以上前から、動物愛護団体らの批判を受け、改善しているのです。
どこまでが許される範囲で、どこからが・・・虐待なのでしょうか。
少なくとも、競馬は虐待ではないのでしょうか。騎手が鞭で馬を叩き
鼓舞するのは虐待ではないのでしょうか。愛護団体は競馬もダメでしょうねぇ。
でも、競馬へのクレームは聞いたことがありません。あるのでしょうか?
もう少し、申しましょう。だったら、熊本や東北地方では馬刺しを
食べる習慣があります。だったら、これもダメですか?
鯨を食べるなという団体もありますが・・・私に言わせれば、
海で泳ぐ魚も食べてはダメってことになりませんか・・・
神事だからといって何をやっても良いとは思いませんが・・・
動物愛護の精神に反すると言われれば、県も難しい立場です。
私が解決策を授けます。駆け上る土壁の高さを神様に低くして貰えば
どうでしょうか。そうすれば、健脚な馬なら、鼓舞しなくても
登れるし、ほとんどの馬が土壁を駆け上がれるとなると・・・
農作物は・・毎年豊作になります。
そうなれば、氏子もクレーマも、めでたしめでたしではないですか。
如何でしょうか。私はこの上げ馬神事に毎年自分の人生を占っていますが。Goto
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