Happy news

世界的にニュースを回避する動きが顕著です。

朝日新聞に時々ですが・・えっ定期的ですって?
「そよかぜ」という心がほっこりするコーナーが掲載されます。

先日の記事はこんなでした。
米国・ボストンから日本旅行に来た夫婦の話です。
5月22日・大手町のホテルに到着。翌朝早めに起きて・・・
近くのジムで1時間ほど汗を流し時差ボケの解消を。
鉄棒で懸垂をすると、左手の薬指が痛い。つけていた結婚指輪を外して、
ご主人に預けた・・・確かにポケットに入れた。

その後、東京駅周辺を探索。
ホテル戻って・・ご主人が携帯と一緒にポケットに入れていた指輪がない。
その指輪は特別な意味を持つ。父親が母親にプロポーズした時のもの。
家族にとっては特別な思いが詰まっています。

指輪をなくしたことをホテルのスタッフに伝え、警察にも連絡してもらった。
翌日、なくした指輪の写真と連絡先を印刷、前日歩いた場所を辿った。
でもどこからも連絡はない。・・「米国なら指輪は返ってこない。取り戻すのは無理」と米国の友人はいう。

夫婦は諦めきれず・・・最後の手段としてツイッターやSNSで、指輪をなくしたことを投稿・・「日本なら戻ってくるはず」「希望を失わないで」などと
励ましの返信が。落ち込んでいたのですが、その夜、警察からホテルに・・
指輪が見つかったと連絡が・・翌早朝、丸の内警察署の窓口へ。
手渡されたのは紛れもない。あの指輪。指輪は東京駅の外の地面に落ちていたと
誰かが拾って・・・駅近くの交番に届けてくれたと。

「この夫婦の帰国日までには見つけてあげたい」と丸の内署側も交番などと
連絡を取り合って全力で捜し続けてくれていた。同署の担当者は「このエリアでは外国人旅行客の紛失物は多い。見つけることができてよかった」と胸をなでおろした。夫婦は奇跡が起こったとツイッターに投稿・・

「日本では奇跡じゃないですよ」「落とし物を拾ったら警察に届けるよう教えられています」などの書き込みが。夫婦は「日本の皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。紛失物が正しい人の手に渡るシステムができている、日本はとても誠実な国」ですと・・・その後、夫婦は日光で温泉を楽しみ、京都観光を満喫、
次の訪問地。ソウルに向かった。米国帰国後・・朝日の記者がオンラインで取材・・夫婦は取材の最後に・・・「また日本に旅行に行きたい」と弾んだ声で。

この記事。私の心に爽やかな「そよかぜ」が吹きました。

こんなデータがあります。世界中の消費者が意識的にニュースを避け始めていると。17年から22年への5年の推移で見ると・・・英国では24〜46%、日本でも6〜14%、ブラジルでは27〜46%が、世界46ヵ国の平均でも29〜38%に上昇。調査をした英国のジャーナリズム研究機関であるロイタージャーナリズム研究所は・・・この現象を「選択的ニュース回避」と定義しています。

どうして、ニュースを回避するようになったのでしょうか。
知る権利、報道の自由という「大義」のすぐそばで、ニュースが人々の心理的な健康を蝕んでいるのではないか。批判的な嫌悪感を感じる見出し、連日報じられる誰もどうにもできないような重く暗い情報。

あえて朝日と申しますが、政府のやることは全て悪。常に裏があり、政権を維持する人たちは弱者を陥れることばかり考え、この国を悪い方へ、酷い国へと導いている・・・それらを見出しに織り込み・・怒りや悲しみなど感情に訴える表現方法を駆使します。そして、究極は、センセーショナルに時の政権を批判することで、新聞読者が増える。報道番組の視聴率が上がると勘違いしているのです。

朝日の編集部門の責任者に・・・ニュース回避について見解を尋ねると。
「問題意識を強く持つ」「独りよがりでは、読者から見向きもされなくなる」と
危機感を露わにしています。そして・・・従来は社会課題として大きな話題を提供することに重心を置いていたのだが・・・最近は「小さな主語」で読者の共感を呼ぶような記事づくりを心掛けているという。

そして、その取り組みの一つが・・・「自分の周囲にある幸せな出来事を届けていく」ハッピーニュースの掲載だという。それが・・冒頭の指輪を紛失して・・
拾い主が現れたインバウンドの夫婦の話になるのです。

我が社は我が社で発行する情報誌を「ハッピーメディア」と名付けています。
地域の人々、そこで暮らす人々が幸せになってもらうために・・情報誌を発行しています。おかげ様で、日本全国1000万のご家庭に無料で配布しています。
新聞もいずれは・・・ハッピーニュースが紙面の主力になればと願っています。Goto

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