戦争の足音・・・

玉城沖縄知事の訪中に注意したいものです・・・

朝日新聞朝刊(7/3付)にこんな訂正記事が掲載されました。
1日付・総合2面「反乱1週間、動揺隠せぬロシア」の記事で、
ベラルーシにロシアの「戦略核兵器」の配備が進んでいる・・とあるのは・・

「戦術核兵器」の誤りでした。戦術核兵器は戦略核兵器に比べ射程が短く、
戦場での使用が想定されています・・・・という内容です。
私は兵器については無知です。二つの違いがわかっていませんでしたが・・

戦略核と戦術核は核兵器の種別を表しているのではない。
戦略核と言った場合、米露が直接的に互いを攻撃できる核兵器のことを指す。
一方、戦術核と言った場合、米露が直接撃ち合うものではなく、欧州など
地域レベルの戦場で使われるものを想定して・・・使う。

この違いって。結構デリケートな違いです。戦略核と言えば世界第三次大戦につながります。ですから・・ロシアも慎重な言い回しで戦術核をベラルーシにと
表現しています。欧米のウクライナ支援でもミサイルの弾道距離には気を使っていて、モスクワに届くようなミサイルは供与しません。(核兵器ではないが)

別段、朝日の訂正記事にとやかくいうつもりはありませんが・・・
朝日の記者もこんな間違いを犯すようでは兵器には詳しくないのでしょうねぇ。
いや・・・戦争となると「悪」「反対」ばかりが頭にのぼり、冷静さがなくなるのかも知れません。こんなことでは・・・正しい報道ができるか疑問です。

日本と同様、第二次世界大戦の敗戦国・ドイツの話です。
このほど、戦後初めて国家安全保障戦略を策定しました。
内容は軍事力強化や平和への積極的貢献です。
ナチス・ドイツの負の歴史を踏まえた抑制的な政策からの大転換になりました。

この戦略はロシアを「最大の脅威」と指摘、ドイツが欧州と世界の平和・安定に
向けて役割を果たすと明示しました。具体的には国防費をGDPの2%(現在は1.4%)まで引き上げる。エネルギーのロシア依存から調達先を多角化するなど。

ショルツ首相は「安全保障無くして、自由、安定、繁栄はありえない」と強調、
欧州の大国として軍備や抑止の議論はもはや避けられないという認識です。
ウクライナに戦車を供与・ロシアに近いリトアニアに4000人規模の独部隊を常駐させる。そして「核兵器が存在する限り、核抑止力を維持することは、NATOと欧州の安全にとって不可欠だ」と踏み込んでいます。

核軍縮よりも核抑止に舵を切ったということは・・・ドイツが核兵器を持つことも十二分にあり得るってことではないでしょうか。要因は全てロシアのウクライナ侵略に起因しますが、先の大戦から78年、このドイツの国家安全保障戦略に日本はどうするのだと・・・思ところがあります。

沖縄の玉城知事が、中国を訪問しています。
建前は「長く深い交流の歴史を温めるため」だというのですが。
人民日報では中国と琉球の関係に言及した習近平主席の発言を紹介。
玉城知事の訪中と関連づけ「日本に揺さぶりをかけている」のでは、
そんな評価もされています。

もしも、台湾海峡で、有事が起こったら・・・・
朝日新聞はなんと論評するのでしょうか・・・
日本もドイツのように、核抑止論を持ち出すことに組みするのか・・
核戦略と核戦術の区別がつかない朝日です。
戦争の足音が聞こえる。外交で解決すべきだと平和主義を唱え、
戦争反対と拳を振り上げるだけなのでしょうか・・・・Goto

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