自然災害ではないが台湾海峡有事にも備えねばならない。
気象庁はこの夏、南海トラフ地震臨時情報の注意を呼び掛けた。もしも発生したら日本列島・九州から関西・東海地方まで、太平洋沿岸が地震と津波に襲われる。死者は31万人に及ぶと言われている。首を傾げるのだが。その注意報で、盆休み客で賑わうハズの観光地は大打撃を受けた。
台風9号が8月16日、東海から関東地方を直撃するかもと気象庁は発表。
JR東海は13日の段階で東海道新幹線を始発から終日運転を取りやめた。日本列島の大動脈をいとも簡単に止めた。その結果、帰省していた人たちは大混乱。甚大な被害を及ぼした。
実際には台風は外れ。地震は発生しなかった。
それで良かった。と・・済まされ忘れ去られるのだが・・・
経済的に打撃を受けた人たちにとっては、自然災害とは違う、甚大な被害を及ぼした。これって人災ではないかと思う。
今日は「防災の日」「もしも」における心構えを再認識し、備える一日だ。
1923年・関東大震災。強風のおり相模湾海底を震源地とする大地震が。
火災が発生、未曾有の被害が、死者・行方不明者10万人・先人の犠牲を風化させてはならない・・・今を生きる人の教訓、それが「防災の日」の制定だ。
朝日の世論調査では南海トラフ地震の臨時情報の発表を受けて「防災への意識が高まったか」と尋ねると「高まった」は51%「それほどでもない」が47%と割れた。あなたはどっちか?天災は忘れた頃にやってくる。備えるべきである。
我が社では、危機管理を徹底する。そしてどう備えるか。管理本部でシミレーションをして対処した。考えれることは全て考え、やれることはやる。その確認をするのが防災の日だと思っている。
8月末、中国軍機による日本領空侵犯事件が起こった。
台湾への武力侵攻を辞さない中国の方針に沿って・・日本の警戒監視能力を
探る意図である。朝日は「領空侵犯の意図が見えない」とピンボケだが。
中国は台湾侵略に着々と準備を重ねているのである。台湾海峡の有事は他人事ではない。ひとたび、戦争状態になれば、沖縄諸島に火の粉が及ぶことは間違いない。自然災害ではないが。甚大なる人災が迫っているのだ。その自覚って日本人にあるのか。
南海トラフ地震への関心は半数だ。対応せねばならないと考えるのは1割程度ではないだろうか。そんな危機管理意識では、いざという時に大混乱するだけで、なんの対処もできない。防災の日に考えねばならないのは、天災に備えることではあるが、同時に日本人の叡智によって防ぐことができるかも知れない、人災にも備えねばならないと思う。Goto
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