八月尽

言葉は言霊・・・さぁ、明日からは9月・気合いを入れて参ります。

今日は8月最終日です。あなたの2024年8月はどんな月でしたか?
私には活躍目覚ましい日本選手のパリ五輪や米国ゴルフなど、なかなか眠れない夜が続き睡眠不足の月でした。

連日の猛暑日にも悩まされましたね。早朝のウォーキングで汗だくになり、日傘をさして歩かねばならない日々が続きました。一日に何度も着替えが必要。その都度、大汗をかいて着替えたのですが。私は本来暑いのが苦手ではありません。むしろ、夏が好きです。ですから、この夏どんなに汗が吹き出ても「暑い」とは言わぬように過ごしてみました。

不思議ですねぇ。言霊ってあるのですね。「暑い」と言わないようにしていますと気力が抜けず。逆に気が身体に充満している感じで「暑い」と思わなくなります。(まぁ、それは老化で鈍くなっているだけ・・かも)

人とお会いすると時候の挨拶で「お暑うございます」と言われ・・俺は暑いとは言わぬと決めている・・・なんと答えれば良いか・・うぅ〜んと悩み、ついつい「夏は暑いものです」なんて言わずもがなの嫌味な応対をしていましたが・・・

最近は「そうですねぇ」「頑張りましょう」なんて優しく切り返せるように。
そうなのです。相手も口癖で言っているだけで、ムキになるようなことではないのです。挨拶一つですが。相手を不快にせず、かといって自分の意志を曲げない。そんな処世術ってあるものです。

この夏、我々の世代としては、とても残念なことがありましたね。
我らが岸田首相が14日に突然、9月の総裁選に不出馬を表明したこと?
冗談でしょう。そんなことはどうでもよろしい。むしろ大歓迎です。

フランスの俳優・アラン・ドロンが亡くなったことです。
おこぜのような顔の私には夢のような「二枚目」・・名声も美貌も手にする。天は二物を与えずと申しますが、不公平ってあるものです。まぁ、それもどうでも良いのですが。私的にアラン・ドロンといえば「太陽がいっぱい」夏のイメージなのですが・・・彼の人生、そんなものではない。

1968年・彼のボディーガードが殺される事件が。
ボデーガードがドロンの妻・ナタリードロンと関係を持っていたことから、事件への関与が疑われ、一大スキャンダルに。結果は不起訴になったのだが、首を傾げたものです。晩年も自宅から大量の銃と弾薬が押収されたり、決して、太陽をいっぱい受けた美しいものではない。

でも、そういえばやっかみに聞こえるから、やはりドロンはドロンだ。
私も最近は名刺を渡す時には「岐阜のアラン・ドロン」です。なんて座をなごましますが・・・えっ。木村拓哉じゃなかったか?って。そうでした。そうでした。まぁ・・かけ離れているからこそ面白い冗談だが・・・喜寿に近くなればなんでもありです。

かつて、月の最終日は「尽月(じんつき)」と表現していました。
八月尽とはそこから生まれた言葉です。88歳のアランドロンが8月・太陽がいっぱいの季節に逝った。その粋の良さまで・・恨めしいのだが・・

夏を惜しんでも仕方がない。
9月は気候も良し。一年中で最も活動しやすい季節です。
アランドロンまではまだ一回り時間がある・・大暴れてしてやろうなどと、
粋がっています。岐阜の「アラン・ドロン」いや「キムタク」は・・Goto

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