教師と高校生の頑張りにエールを送ろう。
中広が14地域で発行する生活情報誌。最近の特集は、高等学校の演劇部、運動部(野球、フエンシング)吹奏部等々、高校生の頑張りに照準を当てた特集が多い。(バックナンバー差し上げます)
読者との交流ページの投稿にも、高校生の活躍に、地域の読者のみならず、OB達からも熱いエールが送られる。昨年は12誌で扱った。特集記事を読みながら、何時の時代も、地域に支えられながら、頑張る高校生は、いるのだ。一生懸命生きてる奴は、いると。胸が熱くなる。
先月注文した「第22回全国高等学校文芸コンクール」の「文芸集」が送られてきた。高校生らしい感性や、初々しさに溢れ、どの作品も、甲乙付けがたく、選者の苦労が忍ばれる。編集も読み易く、改めて、関係者の努力に敬意を表する。
文芸集と同梱で「高校生の芸術文化活動への支援は21世紀の日本の文化を支えます」と賛助会員入会の案内が入っていた。まったくその通り。細やかだが、支援の気持ちを表した。
編集後記に、22回を数える全国的な文芸コンクール。まだ、一度も47都道府県から応募がない。昨年は、応募0県を目指したいと、声掛けしたが、残念ながら、1県が未応募県。もう一息。来年こそは、全都道府県からの応募を期待すると、悔しさが滲む。
マスメディアで大きく取り扱われる、高校野球を始めとするスポーツの分野は、学校の知名度も上がり、毎年参加校が増えているが、芸術、文化、文芸活動となると。そうは、いかないようだ。
因みに、応募件数0県は高知県。応募総数26、662点の内、一桁応募が、8県。我が岐阜県も一桁。統計では04年の19回大会の応募数が、過去最高で50,297点。この三年間応募件数が下がり気味なのは、何処かに問題があるのだろう。
しかし、学校数も学生数も圧倒的に多い都市部、東京の82点。大阪の18点。愛知の81点。は岩手の373点。宮城の359点。愛媛の379点。最高の福岡の469点と比べると、余りにも見劣りがする。敢えていえば、日本の文化が都市部から壊れていく怖さを憶える。
このアンバランスの原因が、教育委員会の無関心。主催の読売新聞社の独善にある、だろうことは、想像にがたくない。が、しかし、「文芸の価値を教えるべきはず」の現場国語教師の責任を問わねばなるまい。
国際競争で日本の子供の学力が落ちたと嘆きの声が聞えるが、そんなことはない。日本人は優秀な民族だ。教育に係わる人達が「頑張れば」子供の、能力は高まる。地域住民が「頑張る」教師にも生徒にも、エールを惜しまない、そんな、地域社会が必要だ。
中広の発行する、生活情報誌は、それぞれが、エリアを限定した小さなメディアだが、今年も、高校生の頑張り、活躍する様を積極的に、紹介して行く。その情報が「高校生と教師への支援となり、地域の活力の源となれば」と願って。
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