辛抱、我慢、根性、努力で乗り切るしかない。
別段穿ったものの見方をする分ではありませんが。このところ、景気悪化に関する情報が減って、上向きのデータが、頻繁に流れているような気がします。
日銀の6月企業短期経済観測調査(短観)では、3月に比べ、大企業の業況判断指数がマイナス10ポイント改善したと発表。日本経済も最悪期を抜け出しつつあると印象付けています。
政府も4段ロケットで取り組んできた経済対策が功を奏し、景気は上向き傾向にあるとの楽観的な見解です。地方のおっさんとしては、そんな実感はまるでない。むしろ、状況は悪化傾向にある気がします。
しかし、厚労省は5月の有効求人倍率0,44倍で過去最低。完全失業率も5,2%5年8ヵ月ぶりに高水準を記録と発表。我が岐阜県、製造工場の多い土地柄ですが。有効求人倍率は過去最低。それも4ヵ月連続で更新中の有様です。
就職難も最たるものですが、雇用危機の不安は何も解決していない。ましてや、地方では、中小企業の倒産や廃業が相次ぎ、疲弊状態に拍車が掛かっているのが現状です。
が、岐阜県労働局は、事業都合による退職者が四月から6,1%減で「徐々に景気が上向く兆しも出てきた」とみているようです。日銀の統計や政府の景気見通しと、厚労省の過去最悪の「雇用統計」と、そして実態経済とのギャップにどうもすっきりしません。
そんなことはできないのですが。総選挙も迫り、政府が意図的に楽観論を流し、情報操作で、世論を混乱させているのではないかと疑いたい気持ちです。
そのギャップが統計によるタイムラグだすれば、そこはそこ、辛抱、我慢、努力、根性で頑張れるのですが。意図的な情報操作となりますと、やっぱり根本的な対策が必要です。
それに付けても、仕事が無いほど、辛いことはありませんね。
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