送り火

ご先祖様と対話ができましたか?

夏季休暇・今日までです。どんな風に過ごされました。
ご先祖様とどんな会話をされましたか?頑張れよと激励してくれましたか?
それとも、怠惰な生活に一石を投じて行かれましたか?

昨夜は京都の空に日本最大の送り火が次々と浮かび上がりました。
京都市内を囲む五つの山に「大」「妙」「法」の文字と「船」「鳥居」を
かたどった火をともし、お盆にかえってきたご先祖様の霊を送りだす
「京都五山の送り火」でした。

神聖な浄火であるため、杯に汲んだ水やお酒に送り火を映してから飲み干すと
病気にならないと言われています。YouTubeの中継ではそこまではやれませんでしたが、久々に日本酒を傾けながら、見入っていました。

聞くところによりますと、送り火で燃やした松の割木の消し炭は、厄除けや疫病除けのお守りになるとか。深夜から朝にかけ、たくさんの人が消し炭を求めて五山に。最近は京都の人よりも外国人が多いとか。これも時世ですかねぇ。

因みにですが。「五山送り火」は平安時代に弘法大師がはじめたとする説や
室町時代に足利義政が我が子を弔うために行なったとする説などがありますが、
起源は定かではないようです。東山如意ヶ嶽で炊かれる「大」の文字は1画目が80m、2画目が160m。3画目が120mに及ぶ壮大なものです。

送り火は京都だけではありませんで、神奈川県・箱根でも「大」の送り火が夜空に浮かびます。京都五山の送り火を模して1921年(大正10年)に始まった行事です。お盆に各地上る花火も送り火ですね。

私は「送り火」を眺めながら「炎は彼岸への道しるべ、先人の魂を送り返し」「また来世での再会を願う」「夜空に刻まれる光は、祈りと別れの深き証」ではと思う。まぁ・・こんな風に送り火を語れる年齢になったのだと苦笑しています。

湿っぽい話はなしだ。盆帰りした親父殿にまだまだ手緩いぞと喝を入れられました。明日からこの夏の最終章です。今から3週間以上・足裏負傷でサボっていたラジオ体操を再開です。ピンと伸びた茎先に太陽のような豪快な花をつける「ヒマワリ」の元気な姿を横目で見ながら。なぜか気力が湧き上がっています。
でも歳は歳です。あんまり、力むとねぇ・・・Goto

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