防災グッズ

新聞紙は家庭の必需品・・生活の一部じゃないですか・・・
新聞の未購読層が増えている。一人暮らしの学生や社会人が新聞の購読をしないのは、今に始まったことではない。活字に馴染まぬ若者も今に始まったことではない。昔から本もろくに読まないし、新聞もせいぜいテレビ欄か、社会面(三面)しか開かない人も多かった。
新聞を購読しない理由に、PCやタブレット、携帯やスマートフォンでニュースが読めるから、というのは・・そもそも論として、いい加減な話であろう。また、若い夫婦が未読になるのも、情報収集の手段として、携帯やPCのプロバイダー料などが新聞の購読料を押しやるのも致し方ない気もするが・・・
増加の一途を辿る高齢世帯が・・・新聞を読まなくなったからとか。ゴミになるとか。テレビのワイドショーで十分だとか。連合いが亡くなったとか、理由は様々あるのだが、高齢者が新聞を購読しなくなったのには合点がいかない。
我が社が発行する「地域みっちゃく生活情報誌」の「ふぁみんぐ」(三重県・松坂市・59,000部・全戸配布)10月号の「読者のひろば」コーナーで実施した企画・・「9月は防災月間、防災グッズに活用できる身近なもの(理由・使い方も)を教えて欲しいの大募集で多くの便りを頂きました。
一番多かったのは。防災グッズは何と言っても・・・新聞紙だと。「新聞紙で、割れたガラスなどで足を負傷しないよう、新聞紙スリッパの作り方を教わりました」だから新聞紙が一番。「新聞紙。いざという時、燃やして火をつけることができる」人が生きるには火が必要です。
それには新聞が一番。「新聞紙。寒い時には体に巻きつけて防寒にもなります」そうなんです。羽毛ぶとんなんて、ちょろいもの。掛け布団は新聞が一番などなど・・・・いずれも30代の方。
こう聞けば、新聞紙は生活の一部です。子供の頃・・弁当は新聞紙で包んでありましたし。大掃除のとき、畳のほこり払いの後、床に新聞紙を敷いたモノですし、遅く帰る父のため、ちゃぶ台の夕餉には新聞紙で覆いが掛けられていましたし、節句には新聞紙で兜を折って頭に被った写真が今でもあります。
新聞と生活。切っても切れない関係であるはずなのに。若い人ならいざ知らず・・新聞の情報で生きてきた世代が。新聞紙とともに生きてきた世代が。「ふぁみんぐ」の読者が防災グッズの一番に挙げるほど、それも30代の人たちが・・・新聞紙は役立つのに・・・
新聞に生かされてきた高齢者が・・・新聞の購読を辞めるなんて私には信じられない。Goto

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