猛暑対策

日本人の叡智なんでしょうか、清涼グッズにびっくり・・・
乱暴なことを申します。働き方改革って、そもそも生産性を上げることによって、
労働時間を短縮したり、労働内容を画一化するのが目的のハズです。
それが、労働時間に焦点が移り、長時間労働を悪と捉え、
残業廃止だの時間厳守だのと、1分1秒も決めた時間より長く働くことを戒めています。
発想の根源は第二次産業のものづくりにあるのでしょうが・・・
時代は第三次産業、サービス業が産業の主流に移行しています。
そもそもサービスとは相手を思いやり、自己犠牲の精神に裏打ちされた仕事です。
顧客のわがままをどこまで聞くか。顧客の思いをどれだけ先回りして満足させるか。
その限界を探るのが、サービス業の真髄と言われます。
接客中に私の仕事時間はこれで終わりと、途中で切り上げては成り立ちません。
だから、ある程度の時間延長は仕方ない。などと申しているのではありません。
超過時間には対価を支払う。あるいは、休暇を増やすなどきめ細かな
労働契約を結べば良いのではと思うのですが、どうも時間延長に拘り過ぎです。
欧州の話ですが、労働がタイトな人ほど、夏に長い休暇をとります。
労働時間を夏休みで調整するのです。 働き方改革に長期休暇を入れてはどうでしょうか。
今年の夏は平年よりも全国的に猛暑が予想されます。
環境省の熱中症対策予防情報サイトによりますと(なぜ、熱中症対策が環境省なのか?)
例年、4万人が熱中症で救急搬送されています。
昨今は高齢者ばかりでなく、仕事中での熱中症も多くなったようです。
日本人の「猛暑対策」に関する商品開発、その知恵は凄いモノがあります。
暑ければ、国を挙げて休んでしまう欧米と猛暑でも働く日本人との
違いがそこにあるのでしょう。
働き方改革って、季節変動への考慮がまったくありませんが、
そこは重要な点ではないでしょうか。
私もびっくりな、炎天下で働く人たちのための納涼グッズを紹介します。
「水にぬらし、絞って振ると冷たくなるタオル」
携帯ケースに入り、必要応じて利用する。抗菌加工に紫外線96%カットで
肩に羽織れば、UV対策にもなる優れモノ。日本人らしいきめ細かな発想の一品です。
面白いのでは、日傘。特殊コーティングした生地で体感温度を10度下げる。
150グラムと軽量で、持ちやすい。晴雨兼用折りたたみ式、営業マン必需品です。
もっと即物的なのが、持ち歩くタイプの扇風機。扇子時代は終わりか?
私は上品な扇子を出して、静かに煽るのが好きですが。
首にかけて使える小型タイプもあり、胸元から涼しい風が吹き込む。
長くなりましたが。こんな清涼商品も。
衣類に吹きかけると、汗をかくたびに心地よい冷たさが広がる
布類専用のスプレー。効果は1時間ほど持続、通勤、通学、スポーツの際に役立ちそう。
消臭効果もあるとか。ゴルフには持って来いかな?
こんなグッズを開発してまでも、
夏の暑さをモノともせず、日本人は働き頑張るのだ。
今日から7月、猛暑もほどほどにして欲しいと願う。Goto

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