飛騨の匠から

木ではなく、綿棒で考えるとは、プチ贅沢がいいですね。
これぞ飛騨の匠かな。なんて思い飛騨高山市で開発された商品を。
飛騨の匠といえば、左甚五郎、有名なのは日光東照宮の「眠り猫」
あまりにリアルで、夜な夜な出没したとか。
甚五郎の作品といわれる彫刻は全国に100体以上もあり、1人ではなさそうですが、
江戸時代の大工、彫り師だということ以外はよくわからないのだが、有名な左甚五郎は
播磨生まれだが、修行は飛騨高山の叔父に学んだという説があります。
飛騨といえば木工。高山は木の国、山の国、
奈良、平安の都は飛騨の大工職人が作ったといわれ、今でも京へ向かった道がある。
左甚五郎がそんな飛騨人の流れを組むのは想像に難くない。
その高山で、木工家具とはひと味違うが、
伝統的な細かな手作業と繊細な創造性を発揮して画期的な……そんなものがと
クスッと笑う……なるほどと思う衛生商品が誕生したので、その話題を紹介しよう。
なぜか、女性よりも男性の方がよく使うらしい。
「固ければ表面を傷つけてしまう。柔らかすぎれば、機能を果たせない」
同時に乾燥しすぎるとアカがとれにくく、濡れ過ぎてもよくない」
ほどよい湿気があるものが好まれる。難しい注文です。
さて、そんな衛生商品って何でしょうか。
答えは高山市の綿棒会社が開発した「綿棒の片方がしゃもじのような耳かき」です。
商品名は「おとなの耳かきこっとん」(男性向け)と「ちょっと贅沢な綿棒」の2種類。
いずれも「耳掃除で日頃のストレスを解消して欲しい」とは開発者。
ほどよいしっとり感もあり、なかなかの評判。
販売も好調で想定の倍を超える売れ行きだとか。
左甚五郎の特徴はリアルがテーマ。耳かきなんて、どこの家にもある日用品ですが、
意外といい加減に済まし、そこらで売っているもので間に合わせるのが現状です。
そこに目を付け、木の耳かきではなくて、ちょっと贅沢な綿棒の耳かきを考えるとは、
リアルな発想ですね。左甚五郎さんが見ていたら、さすが飛騨人の発想は
面白いと、喝采するのではないでしょうか。私も買い求めてみます。Goto

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