新聞よ・・参院選の本質に・・・

財務省が参院選で論じる政策に一石を投じる・・・

財務省の二つの意図。そんな大袈裟なことではないかも知れませんが・・
参院選の公示日に新聞に掲載されるよう仕込んだってことは・・・
本質を突いているのではと思います。

一つ。財務省所管の研究所調査。
全国の上水道事業の99%が、水道管など整備の更新に必要な資金を確保できていないのではないかとの調査結果を発表。更新費用を水道使用料だけで賄おうとする場合、料金を平均で8割引き上げる必要があるとも試算した。

上水道は主に市町村が運営している。
調査は全国1241事業者を分析。財務省が保有する公営企業の2013〜22年度の会計データを活用、給水人口が5000人を超える事業者を対象とした。
設問は「年間使用料によって経費を賄えるか?」「どれだけ現金を手元に残せるか?」の二つ。全体の99%にあたる1228事業者が事業継続に必要な金額を使用料で賄えていない。安定的に整備投資に回せるほどの現金はないとわかった。

上水道は電気と並んで命に直結するインフラだ。なぜ、財務省が、参院選告示日に合わせて、わざわざ、こんなことを言うのか。理由は簡単です。各政党に向かって、給付金をバラ撒いている時か。上水道だけじゃないぞ。下水道の配管も壊れ始めた。交通インフラであるトンネルだった橋だって、道路だって公共投資せな国が持たん。そんな時期に・・・と政治に警鐘を鳴らしているのではないか。
だとしたら。さすが財務省だと思うのだが。

もう一つが・・・あかん。えぇ〜格好しすぎや。財務省は2日、2024年度決算の見込みを公表。一般会計税収は5年連続で過去最高を更新。75兆2320億円(前年度比4.4%増)物価高や好調な企業業績を受けて消費税や法人税の税収が伸び、昨年11月の24年度補正予算での見通し額から約1兆8千億円増加したと。

この発表って、参院選で与野党が公約で競い合っている・・・
増収の増加分を現金給付や消費減税の財源に充てるよう主張している後押しをするようなもの。減税は時間が掛かるが現金給付なら、25年度の税収も当初の想定より上振れする予想。年内には可能になる・・・と結局は与党の裏付けを後押しすることになる。財務省ってやっぱりしたたかやなぁ。

でもです。米国との関税交渉。トランプの横暴は極まっている。
参院選を配慮するなんてことはない。最中にも強引に大幅関税を実施する勢い。
だとすると、財務省の参院選への緻密な(彼らにとっての)計算による二つの意図など、いかにちまちました省益確保かが透けて見える。

3日朝刊各紙。参院選に向けての社説見出しをここに書き込む。
なんとなくだが、新聞ってこの程度かと思うしかない。

日経・各党が責任ある政策競う参院選を望む・・・
読売・多難な時代をどう乗り越える。政権選択になり得る重い機会だ・・
朝日・これからの政治を選び取る・・・
毎日・政治の閉塞感破る機会に・・・
共同・政権選択に等しい投票だ・・・
中日・1票の重み、胸に抱いて・・・

どの社説・見出しに参院選の本質が見えない。Goto

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